近年だと『進撃の巨人』の澤野弘之の作曲も外せない。『Call of Silence』や『YouSeeBIGGIRL』のような曲は、絶望的な状況で必死に何かを掴もうとするキャラクターの心情を見事に表現している。オーケストラとコーラスの壮大なサウンドが、縋り付く行為そのものの崇高さと儚さを同時に伝えてくる。
個人的に意外なところでは『NieR:Automata』のサウンドトラックもこのテーマに合う。『Weight of the World』の英語版は、文字通り世界の重みに縋り付くような歌詞と旋律が胸に刺さる。ゲームのラストシーンで流れるあの曲は、プレイヤーまでもが主人公たちに感情移入せずにはいられない仕掛けになっている。