ゲームの世界には、プレイヤーを意図的に騙したり、予想外の方向へ導いたりする仕掛けが施された作品が数多く存在します。例えば『Undertale』は、一見シンプルなRPGに見せかけて、プレイヤーの選択がストーリーに直接影響を与えるメタ的な仕掛けが散りばめられています。特に戦闘システムやキャラクターとの対話は、従来のゲームの常識を覆すような仕掛けが多く、プレイヤーを驚かせます。
『Doki Doki Literature Club!』もその典型で、可愛らしいビジュアルノベルの外見とは裏腹に、次第に不気味な要素が表面化し、ゲームのシステムそのものを利用した心理的な仕掛けが特徴です。セーブデータの改ざんや突然のゲームクラッシュなど、プレイヤーが「騙されている」と実感する瞬間が多く、これが作品の大きな魅力となっています。
また『The Stanley Parable』は、ナレーションの言葉に従うか反抗するかでストーリーが分岐しますが、その過程でプレイヤーが自由意志を持っていると思わせつつ、実はすべてが緻密に計算された仕掛けであることを気づかせます。メタフィクション的な要素が強く、ゲームの枠組みそのものを問い直すような体験ができるでしょう。
こうした作品に共通しているのは、プレイヤーの予想を裏切り、ゲームというメディアの可能性を拡張しようとする挑戦的な姿勢です。単なる「騙し」ではなく、遊び手に新たな気付きを与える仕掛けこそが、真に巧妙だと言えるかもしれません。