実は英語圏の作品でも、『めくばせ』に相当する表現はよく使われます。『ローマの休日』の名シーンで、オードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペックが交わす視線は『The language of eyes』と評されます。日本語の『めくばせ』とは少し違うニュアンスですが、非言語コミュニケーションの美しさを感じさせます。
英語で「くどい」を表現するなら、'repetitive'が一番近い気がする。特に『サイコ』の有名なシャワーシーンで、ナイフを振り下ろす音が延々と続く描写はまさにこれ。
映画翻訳の面白い例だと『インception』のダイアログ。原作では『We need to go deeper』が何度も出てくるけど、日本語版では『もっと深く』とシンプルに訳されつつ、くどさを感じさせない絶妙なバランス。ゲームだと『The Last of Us』のエンドシーン、ジョエルの台詞回しが英語では少し冗長に感じる部分、日本語版では情感を残しつつコンパクトにまとめられてた。
「けじめをつける」にピッタリな英語表現で思い浮かぶのは、'draw the line'かな。ある状況に対して限界を設定したり、これ以上は許容できないと宣言するニュアンスが含まれてる。例えば『ダーティハリー』の有名なセリフ"Well, do you feel lucky? Well, do ya, punk?"の直前に、ハリーが犯罪者に対して明確な境界線を引く場面があるんだ。あの瞬間こそ、まさに'drawing the line'の典型例だと思う。
もう少しビジネスシーン向けなら'put an end to something'も使える。『ソーシャル・ネットワーク』でマーク・ザッカーバーグが元ビジネスパートナーに「Our partnership is over」と言い放つシーンがまさにそれ。関係に終止符を打つ決断の力強さが伝わってくる。
意外と便利なのが'close the chapter'という表現。人生の一区切りをつけるような、少し叙情的な雰囲気があるね。『プラダを着た悪魔』のラストでアンドリューが「I realized I'd closed a chapter in my life」と語るシーンは、キャリアの転換点としての「けじめ」を美しく表現している。
映画の台詞で思い出すのは、クリント・イーストウッドが主演した『ダーティハリー』の有名なシーンです。あの「Go ahead, make my day」というセリフは、日本語版では「くたばれ」と訳されることが多いですね。イーストウッドの冷たい表情と低い声が、このフレーズに独特の重みを与えています。
マンガの世界では『デスノート』の夜神月が似たようなニュアンスの言葉を使う場面があります。英語版では「Drop dead」と訳されていましたが、状況によっては「Go to hell」の方が感情的なインパクトが強いかもしれません。特にキャラクターの怒りや軽蔑を表現する際、これらの表現は役割によって微妙に使い分けられているようです。
実際の英会話では「Screw you」がもっとカジュアルでよく使われる印象があります。『フレンズ』のような海外ドラマで、ジョーク交じりに言い合うシーンを何度か見たことがありますよ。