画面の中央にどっしりと鎮座する人物は、どの角度で映すかで印象が劇的に変わる。僕はまずローアングル+広角で足元を強調する構図を推す。足を広げた踏ん張り、床のテクスチャ、手前に少しブレた前景を置くことで視線が自然に下から上へと移動し、存在感が増す。
次に背後光で輪郭を浮かび上がらせると、シルエットだけでも威圧感が出る。背景に高い建造物や裂けた空を配置すればスケール感がつく。僕が特に好きなのは、'進撃の巨人'の巨人のカットから学んだ、上下の重心差を強調することで見る者の胸を締めつけるような効果だ。
最後にゆっくりしたズームアウトで全体像を見せると、
仁王立ちの「場を支配する」ニュアンスが完成する。静と動の緩急を意識すると、単なる立ち姿が強烈なビジュアルメッセージに変わると感じている。