翻訳サイトでは『sarcastic praise』と出てきますが、実際の会話ではもっと豊かな表現があります。『The Office』というドラマでよく使われる『bless your heart』は、南部アメリカでは『あんたって本当に…ね』的な含み笑いを伴う定型句。
文学作品だとオスカー・ワイルドの『You can never be overdressed or overeducated』(服装や教養はやりすぎということがない)という名言も、文脈によっては嫌味に聞こえる絶妙な例。日本語の『イヤミス』と同じく、社交辞令と皮肉の境界線を楽しむ言葉遊び文化は世界中にあるんです。
直接的な表現では『snide remark』もよく使われ、『She made a snide remark about my outfit』(私の服装に嫌味を言った)のような使い方をします。『パッシブアグレッシブ(受動攻撃的)』な表現を集めたTikTok動画がバズった時、『underhanded praise』という言い回しも流行しました。日本語のニュアンスを完全に再現するのは難しいけど、文脈次第で色々な表現が使えるのが英語の奥深さです。
日本語の『おべっか』にピッタリ当てはまる英語表現はなかなか難しいですが、『brown-nosing』が近いニュアンスを持っています。特に権力者に媚びへつらう態度を指すスラングで、文字通り「鼻を茶色くする」という意味合いから来ています。
職場や学校で上司や先生にゴマをするような行為を描写する際によく使われます。『Stop brown-nosing the boss!』(社長におべっか使うのやめろよ)のように使える表現です。
他にも『suck up to~』というフレーズもあり、『He’s always sucking up to the teacher』(あいつはいつも先生におべっか使ってる)といった使い方をします。アメリカの高校ドラマ『Glee』でも、成績を上げたい生徒が教師に取り入ろうとするシーンでこの表現が使われていました。
霞を食べるという表現を英語に直訳すると 'to eat mist' となりますが、これではニュアンスが伝わりませんね。英語では 'to live on air' というフレーズが近いです。空腹を我慢している状態や、極端に少ない食料で生きている様子を表します。
海外の類似表現で面白いのはフランス語の 'manger de la vache enragée'(狂った牛を食べる)。これは苦しい生活を意味します。ドイツ語では 'von Luft und Liebe leben'(空気と愛で生きる)というロマンチックな言い回しも。文化によって飢えの表現方法がこんなに違うなんて興味深いです。
日本語の『霞を食べる』には仙人のような飄々としたイメージがありますが、英語表現はどちらかといえば切実なニュアンス。この違いは食文化や宗教観の影響かもしれません。
英語には『うっかり』を表すおしゃれな表現がたくさんありますね。例えば『have a senior moment』というフレーズは、年齢に関係なく誰でも使える軽妙な言い回しです。
『I had a total brain fart』もくだけた表現ですが、特に若い世代の間で人気があります。『Oops, my bad』はカジュアルな謝罪にも使える便利なフレーズ。
『That completely slipped my mind』はより丁寧な印象で、ビジネスシーンでも使えます。『I zoned out for a second』は一瞬気が抜けたニュアンスをうまく表現しています。
英語で'思い過ごし'を表現する場合、'overthinking'が最も近いかもしれません。これは単に考えすぎるという意味ですが、日本語の'思い過ごし'が持つ、必要以上に深く考え込んでしまうニュアンスをよく捉えています。
'Paranoia'という単語もありますが、こちらはより病的な疑いや妄想に近い意味合いで、日常的な使い方には少し強すぎるかもしれません。友達同士の会話で使うなら、'You're reading too much into it'(考えすぎだよ)というフレーズが自然でしょう。
文化によって思考の捉え方も違うので、完全に同じ意味の単語はないのが正直なところ。英語圏の友達と話す時は、状況に応じて柔軟に表現を選ぶのがいいと思います。