マーベル映画史において、インフィニティガントレットは比類なきマクガフィンとして機能した。6つのストーンを集めるという明確な目標が、複数の映画に跨る壮大な
叙事詩を可能にした。
ガントレットの存在は、個々のヒーローの成長を測る尺度にもなっている。例えば『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で初めてストーンが登場した時と、『エンドゲーム』で扱われる様子を比較すると、キャラクターたちの変化がよく分かる。
この装置がもたらした最大の功績は、10年以上にわたるストーリーに完全な決着をつけた点だろう。全てのストーンの破壊という結末は、新たな始まりへの期待を自然に喚起した。