グレーターを題材にしたファンフィクションで特に印象深いのは、『The Sword of the Morning』という作品だ。作者がグレーターの内面の葛藤を緻密に描きつつ、原作では語られなかった過去のエピソードを独自解釈で膨らませている。
物語の後半では、彼がダーンとの因縁にどう向き合うかが焦点になる。戦闘描写の臨場感もさることながら、『騎士としての矜持』と『家族への執着』の狭間で揺れる心理描写が秀逸で、読後何日も頭から離れなかった。特に、星のついた剣を受け取った夜の独白シーンは、ファンならずとも胸を打つはずだ。