移動式住宅の概念は古くから存在していて、特にジプシー文化のヴァードーやアメリカのトレーラーハウスが有名だ。
現代では『Tiny House Movement』が流行し、車輪付きの小型住宅が注目されている。これらは規格に沿って作られており、道路を走行可能なモデルも少なくない。『The World’s Best Tiny Houses』というドキュメンタリーで、カスタムメイドの移動式住宅が紹介されていたのが印象的だった。
ただし、日本の法律では車両扱いになるため、居住地の規制を確認する必要がある。建築基準法と道路運送車両法の両方をクリアしたハイブリッドな設計が求められるのが難点だ。
『銀河鉄道999』の銀河特急は、松本零士さんの豊かな想像力が生み出したSF世界の象徴ですが、現実の鉄道からインスピレーションを受けた部分もあるんですよね。特に目立つのは、その外観デザインと『999』というナンバー。
実際の鉄道で言えば、アメリカの『20th Century Limited』や日本の『つばめ』など、歴史的な特急列車の雰囲気が取り入れられているように感じます。『20th Century Limited』は流線形のデザインで知られ、まさに「未来の乗り物」として当時注目を浴びた列車。松本さんが子供時代に見たであろう戦後間もない時期の豪華列車の記憶が、宇宙を旅する列車のコンセプトに昇華されたのでしょう。
面白いのは、現実の鉄道技術が進化するにつれて、『999』の描写にも変化が見られる点です。初期の作品では蒸気機関車的な要素が強かったのに、リメイク作品ではより現代的な新幹線のようなシルエットになっています。これは現実の鉄道とSFの相互影響の好例ですね。