トイレの歴史って、意外と深掘りすると面白いテーマですよね。実は数年前、『Toilet: A History』っていうイギリスのドキュメンタリーを見たことがあります。古代ローマの公衆トイレから日本の最新式ウォシュレットまで、人類の衛生観念の変遷を追う内容で、特に中世ヨーロッパの汚物処理システム(という名の欠如)の話には衝撃を受けました。
当時のロンドンでは排泄物を窓から道路に投げ捨てるのが普通で、『ガーダー・ルー(ご注意)』と叫ぶ習慣まであったとか。江戸時代の日本が循環型社会だったのとは対照的です。この作品のすごいところは、単なる歴史解説ではなく、トイレが階級や宗教、都市計画とどう結びついていたかを鮮やかに描いている点。現代の途上国で進む衛生化プロジェクトのドキュメンタリー部分も考えさせられました。