音楽が人生を変える瞬間って、本当に胸を打つものです。『レント』で最も印象に残っているのは、コリンズが『I'll Cover You』をアンジェに捧げるシーン。路上で出会った二人が、社会の片隅で互いを支え合う姿に涙が止まりませんでした。
特にアンジェが亡くなった後、コリンズが同じ曲を悲しみに暮れながら歌い直す場面は、愛と喪失が交錯する圧倒的な瞬間。路上生活者やLGBTQ+コミュニティが抱える現実を、これほど美しく残酷に描いたシーンは他に思い当たりません。ラストの『No day but today』というメッセージが、ここで再び輝きを放ちます。