ラプンツェル原作の結末はディズニー版とどう違う?

2025-12-17 21:11:40 283

5 Answers

Theo
Theo
2025-12-19 14:20:42
ディズニーが『塔の上のラプンツェル』を作る際にどれほど大胆にアレンジしたか、原作と比較すると一目瞭然だ。グリム童話では魔女がラプンツェルを育てたのは愛情からではなく、薬草ラプンツェルを盗んだ夫婦への罰として子どもを要求したから。

ラプンツェルが王子と結ばれる過程も、ディズニーのような歌と笑いの連続ではない。秘密がばれた後、魔女はラプンツェルの髪を切って追放し、王子を騙して塔に登らせて目を傷つける。数年後、盲目の王子がラプンツェルの涙で視力を取り戻すシーンは詩的だが、ディズニーのように魔法の光に包まれるような華やかさはない。
Liam
Liam
2025-12-20 01:29:45
髪にまつわるモチーフの扱い方が両者で驚くほど違う。グリム童話では長い髪が単なる塔登攀の道具であるのに対し、ディズニー版では魔法の力の源として物語全体の核になる。

結末で髪を切る行為の意味も正反対で、原作では魔女がラプンツェルから美しさと価値を奪う行為として描かれるが、ディズニーでは逆に自立と自由の象徴としてポジティブに解釈される。この一つの要素の解釈の違いが、童話と現代アニメーションの本質的な違いを如実に物語っている。
Samuel
Samuel
2025-12-21 15:03:38
グリム童話の『ラプンツェル』とディズニーの『塔の上のラプンツェル』は、同じ素材から生まれたのに全く違う味わいの物語になっている。原作では魔女がラプンツェルを塔に閉じ込める理由が「薬草の代償」というもっと現実的なもので、王子様との恋愛ももっと残酷な運命をたどる。

特に衝撃的なのは結末の違いで、原作ではラプンツェルが荒野で双子を産み、王子は魔女の仕掛けた茨で目を潰されるというグリム童話らしい過酷な展開になる。それに比べるとディズニー版の魔法の髪と癒しの力を使ったハッピーエンドは、子ども向けに大きくアレンジされたことがよく分かる。

面白いのは、どちらの結末にも「髪」が重要な役割を果たしている点。ただ原作ではそれが復讐の道具になり、ディズニーでは救済の象徴に変わっている。
Eloise
Eloise
2025-12-21 19:33:09
原作とアニメーションを比べると、魔女のキャラクター造形の違いが際立つ。グリム童話の魔女はラプンツェルを所有物として扱い、王子に対する復讐も冷酷そのもの。対してディズニー版のマザー・ゴーテルは、複雑な愛情と支配欲が混ざり合った存在で、歌『マザー・ノーズ・ベスト』でその心理が巧みに表現されている。

結末の処理も、原作では魔女に明確な制裁が下らないのに対し、ディズニー版ではラプンツェルの髪が切れることで老化して塵に帰る。この変化は悪のキャラクターに対する現代的な清算の仕方と言える。
Jack
Jack
2025-12-23 12:58:20
童話のオリジナルを読むと、ディズニー版がいかに現代的な価値観で再解釈されているかがよくわかる。『塔の上のラプンツェル』でユーモアたっぷりに描かれるフライパン戦士のフレッドや、おしゃべりなカメレオンのパスカルはもちろん原作には存在しない。

そもそもグリム童話のラプンツェルにはコミックリリーフ的なキャラクターはおらず、物語のトーン自体がもっと暗く重い。結末でさえ、ディズニー版のような「王国に帰還して結婚」という明確なカタルシスはなく、王子とラプンツェルが再会した後の描写は極めて簡素だ。この違いは、昔話が持つ教訓的な性格と、現代エンターテインメントが求める満足感の差と言えるだろう。
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