『The Last of Us Part II』では、兄代わりのジョーエルを喪ったエリィの復讐劇が核心にあるけど、途中で気付くんだよね。相手側のアビーにも同じような喪失体験があったってことに。
ゲーム後半でプレイヤーはアビーの視点に切り替わり、彼女が父親のような存在をエリィに殺された過去を知ることになる。ここでのすごいところは、敵だったキャラクターの人間性を掘り下げることで、単純な善悪を超えた深みが出てること。エリィが最終的に復讐をやめる決断は、兄の死を受け入れられなかった自分自身に対する後悔とも重なってくる。
暴力の連鎖をどこで断ち切るかというテーマが、兄姉的な関係性の悲劇を通じて鮮明に描かれてる作品だと思う。