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劇中でリーシアが初めて本気を出すシーン、あの時の『Bloody Tears』の爆発力は忘れられない。通常のバトルBGMとは違って、彼女の内面の激情を表現したような疾走感がある。サントラを聴くと、あの時のカメラワークやアニメーションが鮮明に思い出せる。
意外と注目されないが、日常シーンで流れる『Fairy Tale』のアコースティックバージョンも秀逸。軽やかなギターの音色が、彼女の平和を願う心を象徴しているようで、何度聴でもほっこりする。音楽監督のセンスが光る選曲だ。
リーシア関連の曲で外せないのが『Elegy for Rem』との対比。同じく記憶を失った立場でありながら、全く異なるアプローチで感情を表現している。リーシアのテーマには常に前向きな要素が含まれていて、『From Zero』のメロディラインが少しずつ変化していく過程は、彼女の成長と重なって見える。特に第2期後半の『Straight Bet』は、それまでの繊細なイメージを打ち破る力強さがあって、キャラクターの新たな側面を発見させてくれる。
『Re:ゼロから始める異世界生活』のサウンドトラックの中でも、リーシアのテーマ『Wishing』は特別な一曲だ。あの繊細なピアノの旋律とチェロの深みが、彼女の複雑な心情を見事に表現している。特にエルザとの戦いのシーンで流れるバージョンは、緊張感と悲壮感が混ざり合って鳥肌が立つほど。
他のキャラクター曲とは一線を画す叙情性があって、夜中の静かな時間にヘッドホンで聴くと、なぜか懐かしい気持ちにさせられる。オーケストラアレンジの『Takt of Heroes』に組み込まれた時も、違和感なく溶け込んでいて、音楽スタッフの力量を感じさせる。
リーシアの曲でまず思い浮かぶのは、『Call of the Witch』のアレンジバージョンだろう。本来はエミリアのテーマだが、リーシアverでは弦楽器が前面に出て、どこか儚さを帯びた音色になっている。『罪深き羊たちの宴』のエピソードで、彼女が過去と向き合うシーンで使われたときは、物語の重みが一気に増した気がした。
サウンドトラック全体を通して、彼女の曲には「優しさの中にある強さ」を感じる。『Requiem of Silence』のような暗い曲調でも、最後には必ず希望の音色が混ざっているのが特徴だ。