占守島の戦いを扱った海外発信の映像作品は限られていますが、YouTubeで見つかる短編ドキュメンタリーがいくつかあります。『WWII in the Pacific: The Kuril Islands Campaign』という30分程度の英語作品は、アメリカの軍事史研究グループが2018年に公開したものです。意外なところでは、ポーランドのドキュメンタリーシリーズ『Forgotten Battles of WWII』の第7章で、ソ連軍の千島列島進攻作戦の一部として扱われています。
探してみると、占守島の戦いを主題とした完全な海外ドキュメンタリーは見つかりにくいですが、部分的に言及している作品はあります。BBCの『World War Two: The Complete History』シリーズの最終盤で、千島列島の戦いが数分間取り上げられています。また、アメリカのPBSテレビが2005年に放送した『Red Army's Last Blow』には、ソ連側から見た占守島進攻作戦の記録映像が含まれています。
個人的に印象的だったのは、日本の研究者とロシアの歴史家が共同でインタビューした元兵士の証言を収めた『Memories of the Kurils』という小規模作品です。英語とロシア語のバイリンガル版があり、占守島での実際の交戦状況を生々しく伝えています。こうした作品は一般の流通ルートに乗らないことが多いので、戦史専門のサークルや大学のスラヴ研究学科に問い合わせるのが近道かもしれません。