小説の世界には妖艶な女性を主人公に据えた作品が数多く存在します。例えば、谷崎潤一郎の『春琴抄』は盲目の三味線師匠・春琴とその弟子の佐助の複雑な関係を描いた作品で、春琴の高飛車ながらも艶やかな魅力が際立っています。
最近では、海外文学でもこのテーマが増えていて、『The Shadow of the Wind』の女性書店主カルラや、『Gone Girl』のエイミー・ダンなど、強烈な個性を持つ女性キャラクターが読者を惹きつけています。妖艶さというのは単なる外見の美しさではなく、内面から滲み出る危うさや知性が混ざり合った魅力だと感じます。