例えば『Minecraft』の創作者マークス・ペルソンの半生を描いた『The Story of Mojang』はドキュメンタリー形式ですが、彼の成功までの苦労をインタラクティブに体験できる要素があります。また『Reigns: Her Majesty』の開発元が手掛けた『80 Days』では、実在の起業家が世界を駆け回った史実をベースにしながら、プレイヤーが貿易や交渉をシミュレートできる仕組みになっています。
実話をベースにしたゲームって、意外とたくさんあるんですよね。特に印象深いのは『This War of Mine』。戦争中の民間人の苦悩を描いたこの作品は、ボスニア紛争をモチーフにしています。開発チームが実際の生存者の証言を収集し、ゲーム内のメカニクスに反映させているのが凄い。夜に食料を探しに行く緊張感や、仲間を失う悲しみは、現実の重みを感じさせます。
もう一つ挙げるとすれば『Papers, Please』。冷戦時代の架空の国で入国審査官を演じるゲームですが、東ベルリンからの亡命者や検問所のエピソードが下敷きになっています。単純な作業の繰り返しの中に、人間の判断の難しさがにじみ出ていて、何度プレイしても考えさせられます。事実を基にしているからこそ、プレイヤーに迫るリアリティがあるのかもしれません。