翻訳というのは単なる言葉の置き換えじゃなくて、文化やニュアンスをどう伝えるかが難しいところだよね。『団子三兄弟』の歌詞を英語にしようとすると、まず日本語特有のリズムと韻をどう保つかが課題になる。
例えば「みたらしあんこしょうゆだれ」という部分は、そのまま訳すと味の説明になってしまってリズムが崩れる。だから「sweet soy glaze, red bean paste」みたいに、英語圏の人にもイメージしやすい表現にアレンジする必要がある。
一番の難関は「いちばん上はいつも見下ろして」という部分。日本語だと自然な表現だけど、英語だと「The top one always looks down」だとネガティブな印象を与えかねない。ここは「The eldest looks out for the others」と兄弟愛を強調した方が原作の雰囲気を保てるかもしれない。
歌として成立させるには、英語の童謡によくあるシンプルなリズムパターンに合わせる作業も必要だ。日本語の3拍子を英語の4拍子に変えたり、韻を踏む位置を調整したりと、音楽的な工夫が求められる。