小説の書き方で「こそあど言葉」を使いすぎない方法は?

2025-11-23 09:04:43 89

3 Answers

Grace
Grace
2025-11-25 14:45:50
小説の推敲段階で『こそあど言葉』にマーカーを引いてみると驚くほど頻出していることに気付く。最初の草案では便利な代名詞も、最終的には8割削除するのが私のルール。代わりに動作や質感で表現するように心がけている。

『彼女はそう言った』よりも『唇を噛みながら呟くように言った』と書けば、キャラクターの感情も伝わる。『スラムダンク』の井上雄彦先生の描写手法から学んだのは、代名詞を使わずに視線の動きで対象を示す方法。バスケットボールの試合シーンでも『あのシュート』ではなく『リングを揺らす逆回転のシュート』と書くことで臨場感が生まれる。

読者が迷子にならないよう、代名詞が必要な場合でも直前2文以内に実名が登場しているか確認するクセをつけると良い。特にファンタジー作品で独自の用語が多い時は、この配慮が重要になる。
Quentin
Quentin
2025-11-26 10:56:24
文章を書くとき、つい『これ』『あれ』といった指示語に頼りがちになるのはよくあることだ。特に長い説明や複雑な情景を描くとき、便利だからこそ多用してしまう。でも、読み手が『どれを指してるんだろう?』と混乱する原因にもなる。

『こそあど言葉』を減らすコツは、具体的な名詞で置き換えること。例えば『彼はそれを手に取った』ではなく『彼は錆びたナイフを手に取った』と書けば、イメージが一気に鮮明になる。情景描写なら『あの場所』ではなく『崩れかけた納屋の裏口』と具体化するだけで、読者の頭の中に風景が浮かびやすくなる。

慣れるまでは意識的に文章を見直す作業が必要だけど、この習慣がつくと自然と描写力が向上する。『ドラゴンクエスト』のゲームブックを読んでいて気付いたんだけど、優れたプロットライターは指示語を極力避けて、五感で感じられる言葉を選んでいる。
Xavier
Xavier
2025-11-29 05:56:22
創作仲間と交換した原稿で気付いたんだけど、『こそあど言葉』の乱用は往々にして作者自身が情景を明確に把握できてない証拠だ。『魔女の宅急便』の原作小説を分析すると、角野栄子さんは主人公の行動を常に具体的な動詞と名詞で描いている。

『キキはそれを片付けた』ではなく『キキは赤いリボンで包まれた小包を棚にしまった』という具合に。この手法の副産物として、自然と世界観の細部まで描写が及ぶ利点がある。特にSFや歴史物のような特殊な設定では、指示語を減らすことで世界構築の密度が格段に上がる。

チェックリストを作ると効果的で、各章で『これ』『それ』が3回以上連続したら強制的に言い換えるようにしている。最初は面倒に感じるが、次第に最初から精密な文章が書けるようになる。
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