4 Jawaban
伝統建築の修復現場で見学させてもらった際、左官職人が十種類以上のコテを使い分けているのを目撃した。特に印象的だったのが、漆喰塗り専用の薄いコテで、通常のものより柔らかい素材で作られていた。
壁面の凹凸を均すための目違いコテは刃先に独特のカーブがあり、職人によって好みの角度が違うという。材料を練る段階から仕上げまで、各工程に最適化された道具の数々は、長年の経験から生まれた知恵の結晶だ。
左官道具に詳しい知人から聞いた話では、コテ選びは職人のセンスが現れるという。角コテは建物の隅部をきれいに仕上げる際に欠かせないし、特殊な形状の曲がりコテは複雑な意匠を施す時に威力を発揮するらしい。
塗り付け用の広い面を持つコテと、細かい調整用の小型コテを使い分けることで、作業効率が格段に上がるそうだ。材料の種類によっても最適なコテの材質が異なり、ステンレス製と鋼製では仕上がりに微妙な違いが生まれるというから驚きだ。
DIYで自宅の壁を塗り直した時、プロが使うような本格的なコテセットを揃えてみた。平コテと角コテの基本的な二種類だけでも、作業のしやすさが全く違うことに気付かされた。
プロの職人さんはさらに特殊な形状のコテを状況に応じて使い分けていると聞く。たとえば狭い隙間に入れる先細りのコテや、曲面仕上げ専用の柔らかいコテなど、そのバリエーションの豊富さはまさに職人技の証だろう。
建築現場で見かける左官職人のコテは、実に多様な形状があって驚かされる。
平コテと呼ばれる基本型は壁面の仕上げに使われ、刃先がまっすぐなのが特徴だ。曲面処理には先端が丸みを帯びた丸コテが活躍する。特に柱周りやアール部分の仕上げ時にその真価を発揮する。
鏝板と呼ばれる小さなコテは細かな修復作業に適していて、職人さんたちは状況に応じてこれらを器用に使い分けている。材料の粘度や作業スペースの広さによっても選択が変わるのだから、熟練の技が光る瞬間だ。