カメラの動きも重要で、流麗なトラッキングショットで艦の長さや甲板を横切らせる一方、揺れる手持ち風ショットで乗組員の疲労や混乱を描くと対比が生まれる。ミニチュアや模型を使う場合はライトの当て方で材質感を出す工夫が有効だ。映画史に残る海戦描写から学ぶと、'Sink the Bismarck!'のようにモデルと実写を巧みに組み合わせたテンポ調整が参考になる。
照明ではハードライトで金属面の反射を強調し、錆や傷のテクスチャーを見せるのが効果的だと感じる。カット割りは長尺のワンショットで艦の存在をじわじわ示した後、砲撃や衝突ではテンポを上げて断片的に見せる。歴史映画の古典的スペクタクルを参照するなら、'Sink the Bismarck!'のように実機・モデル・VFXを組み合わせたリアリズム演出にも学ぶ点が多い。観客に単なるギミック以上の“意味”を感じさせる演出を心がけている。