秋葉原で探し回っていた頃、関連書籍の流通ルートに自然と詳しくなった。まず基本的なのは、書店が出版社から直接仕入れるパターンだ。『Yosuga no Sora』のような作品は原作小説や公式設定集、コミカライズがあれば、版元が書店向けに割り当てを出し、店はカタログやオンライン注文システムを通じて発注する。ここで重要なのは出版社との取次業者で、日本だとトーハンや日本出版販売が大きな役割を担っている。
専門店やアニメ系グッズを扱う店は、版権元や制作委員会から直接送られてくることもあるし、洋書や輸入版は専門の輸入業者や海外の出版社を通じて入荷する。さらに限定版や特典付きは予約生産が多く、店頭在庫よりも予約数に応じて仕入れが変わる場合が多い。
中古本やコレクターズアイテムは『ブックオフ』や『まんだらけ』、イベントではコミケや同人即売会で直に手に入ることがある。個人的には、欲しいものがあるときはまず出版社と取次、次に専門輸入業者の流通を想像してから探す癖がついた。