魚の絶滅をテーマにしたゲームといえば、『Endling: Extinction is Forever』が思い浮かびます。キツネの親子を操作するゲームですが、環境破壊によって徐々に生き物が減っていく様子が胸に迫ります。魚自体はメインのテーマではありませんが、川が汚染されていく過程で魚の数が減っていく描写は、『死滅回遊』のコンセプトと通じるものがあります。
ゲームの世界って、実はブサイクな魚が主役の作品が意外と多いんですよね。『Undertale』のサンズみたいに一見不格好でも愛嬌たっぷりのキャラは多いですが、魚に特化した例だと『I Am Fish』が傑作です。4匹のペット魚が水槽から脱出するアドベンチャーで、どれもこれも目ヂカラが強すぎるビジュアル。特にゴールドフィッシュの膨らんだ頬が不気味なのに、なぜかプレイするうちに愛着が湧いてくるんです。
インディーゲーム『LocoMotiv』では、鉄道員に扮したマンボウが主人公。あの鈍そうな顔で真面目に仕事するギャップがたまらない。開発陣のインタビューで『最も人間らしい魚』をコンセプトにしたと語っていましたが、確かにあの無表情なのに感情豊かな目は深イイです。
こうした作品が面白いのは、見た目のインパクト以上に、キャラクターの内面描写が秀逸だから。ブサイクさを逆手に取ったキャラデザインは、逆にプレイヤーの記憶に残りやすいんですよね。