教会で
聖歌を収録する場合、音響の響きが重要な要素になります。ヨーロッパの古い教会は石造りの建築が多く、自然なリバーブ効果が得られることで知られています。例えば、フランスのノートルダム寺院やドイツのケルン大聖堂では、合唱団の歌声が天井まで届くような壮大なサウンドを録音できます。宗教的な雰囲気を求めるなら、実際に礼拝が行われている空間が最適でしょう。
スタジオ録音を考えるなら、クラシック音楽専門のレコーディングスタジオがおすすめです。東京にある『サントリーホール 音響スタジオ』や『キング関口台スタジオ』は、大規模な合唱にも対応できる広さと設備を備えています。特に教会風の響きを再現できる人工リバーブシステムを導入しているスタジオを選ぶと、本物に近い雰囲気を出せます。楽器との共演を考えている場合、スタジオの方が音量バランスの調整がしやすい利点もあります。
教会とスタジオ、どちらを選ぶかは録音の目的によって変わります。神聖な空気感を重視するなら教会、技術的な完成度を求めるならスタジオというのが一般的な判断基準です。予算やスケジュールも考慮に入れつつ、作品のコンセプトに合った場所を選ぶのが良いでしょう。地元の音楽関係者に相談すると、意外な穴場を教えてもらえることもあります。