進撃の巨人の小説版にはいくつかのバリエーションがあり、アニメの続きを直接描いたものは正式には存在しないね。ライトノベル『進撃の巨人 Before the Fall』はアニメ本編の100年前を舞台にしたスピンオフで、立体機動装置の開発秘話が中心。一方、アニメの最終シーズン後を扱う公式小説はないんだけど、諫山創本人の監修で作られた『進撃の巨人校外調査』のようなアンソロジー作品なら、キャラクターたちの日常を掘り下げた短編が楽しめる。アニメで描ききれなかった細かな心理描写に触れたいなら、むしろ漫画の最終巻の特装版に付属する小冊子『進撃の巨人最終回までの道のり』がおすすめだよ。
もしアニメと小説の差を感じるとしたら、『Lost Girls』のような外伝作品の扱い方かな。こちらはアニメでもOVA化されたけど、小説版の方がミカサやアニの内面がより詳細に書かれている。公式ストーリーの続編を期待するより、スピンオフで世界観を補完する楽しみ方をするのが現実的だと思う。それでも壁外調査の緊張感や巨人戦の臨場感は、アニメの方が圧倒的に表現力があるから、媒体ごとの特徴を比べるのも面白い。