部屋の空気を音で整えるのが好きで、サントラ選びには少しこだわりがある。まずは静かな映画音楽から始めると安定感が出ると思う。個人的にはまず'Cinema Paradiso'のラヴテーマを入れると、どんな時間でも感情の厚みが増すと感じる。弦楽器の温かさがほどよく空間を満たしてくれるから、作業用にもリラックス用にも万能だ。
次に、抑制されたアコースティックが映える'戦場のメリークリスマス'を混ぜると、遠くに何かを感じさせるような深みが出る。続けて'千と千尋の神隠し'の静謐なトラックを差し込めば、メロディが部屋の表情を柔らかくしてくれる。最後に、ゲームのサウンドスケープとして' The Last of Us'の繊細なギター曲を加えると、聴き手の心拍が自然に落ち着く並びになる。
こうして映画的な起伏を意識して並べると、同じ曲数でも部屋の印象が劇的に変わる。私はこの順番で何度もプレイリストを作り直して、落ち着ける空間を見つけた。控えめだけど深みのあるサントラ群は、部屋のBGMとして長く愛用できるはずだ。
耳に残るメロディが浮かんできて、ついアルバム棚を探してしまった。長く遊んでいると、どうしても“あの場面の曲”を聴きたくなる瞬間があるんだ。個人的に最初におすすめしたいのは、'PHANTASY STAR ONLINE 2 ORIGINAL SOUNDTRACK 1'だ。ここには場面を象徴するメインテーマやフィールド曲がぎゅっと詰まっていて、序盤のワクワク感や探索の空気を思い出させてくれる。僕は初めてオンラインで仲間と出会ったとき、このアルバムの一曲で気持ちを切り替えていた。
同じ曲でもステージやシーンによって聞こえ方が変わるのが面白い。アレンジ違いの収録もあるから、原曲の良さを再発見する楽しみがある。サウンドトラックを通して聴くと、ゲーム内の時間経過や体験が音で追体験できるから、余裕があれば通しで聴いてみてほしい。個人的には、冒頭から3曲目あたりの流れが特に染みる。