まずは1960年代から2000年代まで、各年代の代表曲をトップ3ずつ挙げてみる。僕が選んだ基準は“当時を象徴していて、今でも歌われ続けているかどうか”という点だ。1960年代はポップスの基礎ができた時代で、'Hey Jude'、'Satisfaction'、'My Girl'が今でも耳に残るクラシックとして外せないね。1970年代はロックや叙情派が花開いた時代で、'Bohemian Rhapsody'、'Hotel California'、'Stairway to Heaven'を選んだ。
1980年代からは音楽性が多様化して、ダンスやシンセが台頭してくる。僕の80年代ベストは'Billie Jean'、'Like a Virgin'、'With or Without You'。90年代はグランジやブリットポップ、バラードが強かったから、'Smells Like Teen Spirit'、'Wonderwall'、'My Heart Will Go On'を。2000年代はポップ/ロックのバラエティが効いていて、'Yellow'、'Crazy'、'Hey Ya!'を入れてみた。
もうひとつ具体的に挙げると、シングルのカバーで有名な例として' I Will Always Love You'がある。元はドリー・パートンの曲だけど、アレンジや歌唱で誰が歌っているか一聴で分かることがある。高音の伸び方やシャウトの入り方、後ろで鳴っているオーケストレーションの特徴を手掛かりに、ウェブ上でライヴ映像や公式音源と照合して判別するのが僕の常套手段だ。最終手段としては、Shazam等の音楽認識アプリや、音源のサンプルを逆検索するサービスを使えば、正確に歌い手を突き止められることが多い。こうして一曲ずつ当てていくのが、個人的には何より面白いんだ。
リストはこうだ:世界に一つだけの花(SMAP)、負けないで(ZARD)、チェリー(スピッツ)、First Love(宇多田ヒカル)、Tomorrow never knows(Mr.Children)、さくらんぼ(大塚愛)、恋するフォーチュンクッキー(AKB48)、ロマンスの神様(広瀬香美)、花(ORANGE RANGE)、未来予想図 II(DREAMS COME TRUE)、いとしのエリー(サザンオールスターズ)、ありがとう(いきものがかり)。どの曲もサビで一緒に歌えば一気に空気が温かくなって、知らず知らずに昔の話が出てくると思う。