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Home / 青春 / (改訂版)夜勤族の妄想物語 / 3. 「異世界ほのぼの日記」72

3. 「異世界ほのぼの日記」72

Author: 佐行 院
2025-03-16 04:32:40

-72 強力な協力-

 煙幕が消えると同時にステージ上にバルファイ国王本体が出てきたホームストレートの映像を見る光と、その逆に煙幕が消えると同時に鎧が出てきた店先にいた魔法使いはバルファイ国王を2度見、いや3度見していた。

魔法使い「お前・・・、ずっと黙っていたのか?」

バルファイ国王「師匠すみません・・・、あまり派手に目立つのが得意では無いのです。なので普段は鎧を分身にして過ごしていました、国民に対し私自信を偽るようで気が引けたのですが。」

魔法使い「ははは・・・、お前は昔から変わらんな・・・、パルライ。」

 今更感を感じるその魔法使い、リッチのゲオルは笑う事しかできなかった」。

パルライ「実はパルライは偽名で、本当はバルファイなんです。センス無いでしょ?」

ゲオル「そこも相変わらず・・・、ですな・・・、パル・・・、バルファイ国王。」

パルライ「師匠やめて下さい、今まで通りパルライでお願いします。それよりお聞きしたい事がありまして。」

ゲオル「俺にか?」

パルライ「知恵をお借りしたいのですが・・・。」

 一方その頃、競馬場で爆弾を探すプニ達は少し苦戦していた。梶岡が居たら爆弾の場所を教えて貰えると思うのにとため息をついている。ケルベロス達が鼻を利かせて何とか匂いを辿ってくれているが、頑丈な場所に置いているのか、それとも深い所に埋めているのか捜索は難航していた。結愛が何とかならないものかと考えぬき、『捜索』のスキルを『作成』した。

プニ「結愛って器用なんだな、何でも出来そうだし。」

結愛「改めて何なんだよ、気持ち悪ぃな。」

光明「じ・・・、実は俺も思ってた。」

結愛「光明程じゃねぇよ、お前と違って機械に強いわけじゃねぇし。」

光明「あ、そうだった。」

結愛「おい、どういう意味だ。言ってみんかい!!」

レッドドラゴン「おいおい・・・、取り敢えず爆弾探そうぜ。一刻を争うんだ、時間かける訳にも行かんだろ。」

結愛「悪い悪い・・・、つい意地になっちまった、許してくれ。」

 その時、結愛の持つ無線機から声がした。声の主は林田警部。

林田(無線)「光明さん、光明さんいらっしゃいますか?」

光明「光明です、どうされましたか?」

林田(無線)「羽田さんから機械がお得意だとお聞きしまして、ご協力をお願い出来ますでしょうか。」

光明「すぐ行きます、少々お待ちください。」

 光明は『瞬
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