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磐城緩哉
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磐城緩哉の小説

元剣聖のスケルトンが追放された最弱美少女テイマーのテイムモンスターになって成り上がった件

元剣聖のスケルトンが追放された最弱美少女テイマーのテイムモンスターになって成り上がった件

異世界ファンタジー冒険アクション化け物成長転生禁断の恋
転生したら、なんと骨だった。 モンスターに転生した俺は、たまたま助けたテイマーにテイムされる。 実は前世が剣聖の俺。 最弱テイマーと最強スケルトンの物語が始まる! 胸が熱くなるぜぇ! あっ、俺胸なかった……。
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Chapter: 54.アントの集団
 こちらを見つめる赤い光。『こいつはアーミーアントだな』「うわぁ。ちょっと嫌いかも」『俺もだな』 カチカチと口のハサミを鳴らして威嚇しているようだ。  せっかくの休憩を邪魔してくれたな。 その時は何も思わずにアーミーアントの頭を落としたのであった。 後から後悔することになろうとはその時は思わなかった。 その日はゆっくりと休んだ。 次の日、目を覚ますと何やら周りがざわめいている気がする。「なんか、変な感じだねぇ?」 ミリアも何か異変を感じ取ったようだ。  なんだから大きなものが蠢いているような。『ミリア。一応戦える準備を』「あぁふっ。はぁい」 欠伸をしながら準備をするミリア。  俺も警戒しながらだが、休めたから魔力は回復したしな。  戦いになっても問題は無い。 少し離れた岩場から黒い影が現れたと思ったら次々とアーミーアントが出てきた。こちらに向かってくる。『そういう事か。仲間がやられたから復讐に来たのか?』「うわぁ。数が多いね」 ミリアがそういう感想を抱くのも無理はない。この光景は胃からせり上がってくるものがあり、ちょっと気分が悪い。 あっ、胃は無かったわ。『はぁ。朝の運動といきますか』「おぉー!」 そう意気込んで戦い始めたのは良かったのだが、次々と迫り来るアーミーアントに精神的にも削られ始めた頃。「ねぇ。もう見たくない!」『同感だ。もう巣を攻めよう』 アイツらが湧いてでるところを突き止める。  その為にはこの大群を始末しないとなぁ。  なんかないかなぁ一気に吹き飛ばす方法。 魔力でって言ったってこの数は限界がすぐに来てしまう。何せ見渡す限りアーミーアントなのだ。どこから出てきているのかも分からない。 なんか持ってたような。 なんだっけ。 おっきい何かが。
最終更新日: 2026-09-25
Chapter: 53.命を燃やせ
「はぁぁぁぁ。痛かったぁぁ」『ありがとうな。おかげで倒せたわ』「ううん! 私も役に立てて嬉しいんだぁ!」 ニコニコとそういうミリアだが、手は赤く腫れ上がりなんだか可哀想な気がするが。本人は至って冷静で手をさする位でなんとも思ってないみたい。 片手を拾い肘の位置に持っていき魔力を巡らせるとくっ付いた。  これが魔力で運用されているモンスターの身体である。 奥に向かうと。  ここの部屋にも宝箱があった。  ここの箱にも罠はなく、中にはナックルが入っていた。 ねぇ。このダンジョンなに?  欲しいものが出てくるなんて。『ミリア。これはあげる』「あー! すごーい! これでもう痛くないね!」 しかもこのナックル、アダマンタイトか?  でも色的にオリハルコンかもしれない。『ミリア、それめっちゃ硬いと思うぞ?』「そうなの? ラッキー! さっきのホントに痛かったんだよねぇ。これで痛い目にあわなくてすむね!」 それはそうなんだが、なんだか欲しいものがピンポイントっていうのはなんか凄いな。  これが前前世で聞いたご都合主義とかいうやつか?『そうだな。付けてみたらいいんじゃないか?』「えぇ? なんか呪われたりしてたら嫌だなぁ」『外れなくなったりしてな?』「ちょっ! ちょっとぉー! 脅かさないでよぉ! まったくぅー!」 装着してみるとサイズも丁度いいしいい感じなようだ。「あっ! また階段だ!」 少しゆっくりと慎重に進む。  こんなモンスターが出た後に何が出るんだろうか? ゆっくりと扉を開ける。  見えてきたのは布を被ったナニカ。 あれはなんだ?  レイスか?「ボォォォォォ」 おぉ。喋ってるよ。  俺より優秀だなレイス。 レイスの周りには闇の球が浮かび上がり、いつ放たれてもおかしくない。『ミリア、
最終更新日: 2026-09-24
Chapter: 52.メタられた
「おぉー。凄いねぇ。ナイルゥー!」『何とかなってよかったな』 消し炭を残して奥に進むと小さな部屋があった。そこには宝箱が。「あー! 宝箱があるじゃん! やったねぇ! ナイル!」『罠とかないといいけどなぁ。とりあえず、俺が開けるからな。おれなら何があっても大丈夫だしな』 少し様子を見ながら近づいていく。  ツンツンっと宝箱をつつき、ストッパーを開ける。そこまでは何も起きない。『ミリア、離れてろよ?』「離れてるよー!」 部屋の外にいるみたいだから大丈夫だろう。『開けるぞー。ほっ!』 宝箱をパカッと開けると中には魔石が入っていた。綺麗な大きい魔石である。 あれ?  これって、S級の魔石かなぁ?「なんかさぁ、おっきぃねぇ!」 ミリアもあまり見た事がないみたいだな。  やっぱり大きいよなぁ。 あれ?「なんか階段があるねぇ?」『だな。下があるみたいだ』 下の階段を降りていく。  再び扉が俺達の行く手を阻む。『次は何かな?』 ゆっくりと扉を開けていく。  出てきたのは赤茶のサソリであった。 えっ!? なに?  素材がわからん。  しかし、尻尾は相変わらず油断出来ないようだ。 尻尾を向けてきたので回避する。『ミリア右!』 一緒に右に飛ぶ。  飛んできた茶色い液体は地面に着くと固くなっていった。 えっ?  粘土。みたいな?「レインからのぉー」 雨をふらせてまた電撃の作戦だ。「ボルトォォォ」 バリッと音がしたが、サソリはビクともしない。何事も無かったかのようにこちらに来る。『次は俺だ!』 こんなに距離が空いてるなら少しの隙を見ても大丈夫だろう。 ドラゴニック流 太刀術 『火竜《かりゅう》の咆哮《
最終更新日: 2026-09-23
Chapter: 51.サボテンマン
 ダンジョンへの階段を下りた先には扉があった。「あれぇ? もしかして、一階層しかないのかな?」『そんな事は滅多にないと思うが、この世界ではダンジョンは初めてだからなぁ』 躊躇いながらも扉を開ける。 すると、正面に二足歩行のサボテンがいた。『おいおい。なんだありゃ?』 サボテンマンと名付けよう。  そいつは身体を震わせたかと思うと花を咲かせ、そしてその花から小さなサボテンマンが生まれてこちらに駆けてきた。『うわっ! 数が多い系か?』 迫り来る小さなサボテンを斬ろうとすると、飛んだり跳ねたりしてピョンピョンと鬱陶しい。 我流 刀術 『大車輪《だいしゃりん》』 何体か小さいサボテンマンを倒したが、残りが針を放ってくる。  数が多い上に放ってくる針の数も多い。 なんとかローブを盾にして針を防ぐ。 あっ。ていうか俺骨だから関係ないじゃん。  そうは思ったが、一応防ぐ。 ミリアに通ったら行けないからな。  そう。俺が盾にならなければ。 こんな魔物がいるなんて調べた時には資料になかったなぁ。もしかして、まだ未発見のダンジョンか? 本来ならギルドに知らせなきゃいけないが、まぁ、攻略しちゃってもいいよな。そう思い、気を引き締めてサボテンマンと対峙する。 やつは、花から小さいサボテンマンを作り出す。あれを作り出す前に潰せばいいだろうか。 またフルフルと震え出した。  第二波が来る。 ドラゴニック流  太刀術 『突竜《とつりゅう》』 引き絞った太刀をサボテンマンの花めがけて突き刺す。  蕾は吹き飛んで何も生まれなかった。 よしっ!とそう思った時に、見た光景に絶望した。その斬った蕾以外に十個ほどの蕾を付けて花を開花させたのだ。 勿論、その花からは小さなサボテンマンが生まれてくる。 どんな体してんだよ!?  こりゃ本体を先に倒さないと無理だな。
最終更新日: 2026-09-22
Chapter: 50.逃走劇
 デクダを仲間にした俺達は早速背中に乗って優雅に旅をしていた。  大きな荷物もあったのだが、背負ったままだとさすがに重くてのれなかったのだ。 そこで、考えたのが蛇の皮を下に敷いて引っ張ろう作戦である。  蛇の皮の上に荷物を乗せて半分は縦に切り裂いてデクダに縛る。もう半分は荷物を縛っている。 ソリのような形でなんとか運ぶことが出来のであった。そう考えるとミリアがどれだけ力持ちか分かるなぁ。 そんなミリアは俺の後ろではしゃいでいる。  なんだか、この高さからの眺めは見たことがないとかでテンションが高い。「ねぇ!? もっと早く走れないのぉー!?」『これ以上早く走ったら振り落とされるし、後ろに引っ張ってる荷物もさすがにやばいと思うぞ?』「そっかぁー。ざんねーん。はははっ! 走れ走れー!」 デクダは気持ち少しスピードを上げたようだ。こちらの気持ちを察してくれているんだろうか。なんてできた子なの。デクダ。 軽快に走っているとドドドドドッとなにやら音が近づいてくる。 後ろを見ると土がめくれ上がってこちらを追いかけてきている。『なんだ? あれ?』「えぇー!? わっ! 何あれ!?」 姿が見えない為に全容が見えないが、こちらを追いかけているのだけは分かる。凄いスピードだが、大丈夫だろうか?ドバァァァァンッ 土から顔を見せたのは目がなく大きく開いた口。その口には鋭い牙が所狭しと並んでいる。あんなのに食われたら骨でも砕かれそうだ。『あれは、ワームか! 逃げないとヤバい!』「斬っちゃえば?」『それが出来れば簡単なんだが、このスピードだと少しでもスピード落としたら喰われる。俺はあの口の中には入りたくない。だから、逃げよう』 少しデクダの腹をトントンッと足で合図したのを察してスピードを上げた。 よーし。  いい子だ。 首をなでなでしながらデクダの背中に必死に張り付く。その俺の背中にはミリアが笑いながら引っ付いている。 力
最終更新日: 2026-09-21
Chapter: 49.未開拓モンスター襲来
 今日はようやく出発する事にしたのだが、グンガさんに気に入られたミリアは教えを乞うた為に、結局一週間も入り浸ってしまったのであった。「あぁー! 私も強くなれた気がするなぁ!」『いや、実際かなり強くなったんじゃないか?』 俺がそういうのには訳があり、グンガさんと最後に戦った仕合の時の光景を思い出す。 グンガさんが繰り出した突きに対してなんとか躱したミリアが力任せのハイキックを放ったのだ。それをグンガさんがガードしたんだが。 その後、目を見張る光景が。 なんと、グンガさんの体は浮いたかと思うとそのまま数メートル吹き飛んだのだ。その時のグンガさんの顔が凄かった。 獰猛な笑みを浮かべて駆けてくる姿は俺にはトラウマになりそうだった。ミリアもまた好奇に満ちた眼差しで見つめていたのは驚いたものだ。「そぉかなぁ? 私も戦ってみようかなぁ!」『いやいや、俺が守るから大丈夫だ!』 この時の俺は少し意地になっていたのかもしれない。ミリアは俺が守ると誓ったから。「でもさぁ、何個も流派を修めてるなんて凄いよねぇ。グンガさん」『そうだな。ミリアに教えてくれたのってガルン流空手だったよな?』「そうだね。私に合ってるって言ってた」 グンガさんが空手を教えると言い出した時は遠い昔を思い出して懐かしい感じと。なぜ空手を知っているのかという疑問が湧いてきた。 しかし、聞いたところによると世界を旅した中で知った流派らしくガルン流空手とは俺の知っている日本にある空手を異世界風にアレンジしたもののようであった。 見たことがある正拳突きや、回し蹴りなどの基礎的なところは勿論あった。それだけではなく、武器の受け流す形や対処法まで語り継がれているようであった。 ミリアは武器は使えないので、丁度いいという判断になったのかもしれない。「モンスター相手に通用するかなぁ?」『もしかしたらするかもしれない。けど、通用しないかもしれない。だから、危険な目に合わせたくないから俺に守らせてくれないか?』 その言
最終更新日: 2026-09-20
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