เข้าสู่ระบบ『やって参りました! 遂に決勝戦です! ゆぅぅぅしょぉぉぉこうほぉぉぉ! タイガ選手ぅぅぅぅ!』
入口から手を挙げながら入ってきたタイガ選手。黄色い歓声が多い。女性に人気なようだ。
虎の顔というのは凛々しく身体も鍛え抜かれていて引き締まっている。女性陣から人気が出るのもわかる気がする。
少なくとも、スケルトンよりは魅力が詰まっているだろう。 スケルトンは魅力詰まるところがないんだよね。スカスカだから。『続いて入場してくるのは人族の女の子。この子が決勝まで進むなんて誰が予想出来たでしょうか!? 今大会の台風のような存在です! ハリケーン娘! ミィィィィィリィィィィアァァァァ!』
「「「ミ・リ・ア! ミ・リ・ア!」」」
手を振りながら入場してくるミリア。
いい笑顔をしている。 どこにそんなに力があるのか分からないくらい細い身体。 細いながらも出るところは出ていてスタイルは抜群である。ミリアを凄まじい歓声が包み込む。<
『さぁさぁ、やって参りましたぁぁぁ! 武闘大会、魔族部門ですっっ! 盛り上がって行きましょぉぉぉ!』「「「おおぉぉぉぉ!」」」 ミリアの時と同様に各ブロックでバトルロイヤルが開始された。 俺は最後の方。「ナイルゥゥーー! 頑張ってぇぇぇ!」 自分の番が来てステージに上がると応援する声が。チラリと見るとミリアが手を振っている。手を振り返すと、周りの男共がすごい形相でこちらを睨んでくるからたまったものではない。『それでは、バトルロイヤル開始!』 俺には、この大きな太刀がある。 切れ味が良すぎて刃の部分は使えないが、腹を使って攻撃するつもりだ。 俺を標的にしている魔族がこぞって集まってきた。 動く必要がなくて楽なものだ。『我流 刀術 大車輪』 大太刀のリーチを活かしてぶん回す。 大太刀の腹で攻撃したものだから、攻撃範囲にいた魔族達はみなボーリングのピンのように吹き飛ばされて場外に落ちていく。 まだ半数は残っているが、大分落とせたようだ。『おぉぉっとぉぉ! これは凄まじい攻撃です! 大半の選手が落とされてしまいましたぁぁぁ! ナイル選手の実力は本物のようですっ!』 俺がホラ吹きかなんかだと思ってたのか。 この武闘大会は初めてだし誰も俺の事は知らないから当然か。 残りの魔族は俺を避けて違うもの同士で戦っているようだ。 それを待つ事はしない。 面倒だから決める。『我流 刀術 雷霆《らいてい》』 イナズマのようにジグザグに移動しながらの切り付けがステージにいた残りのもの達を次々と落としていく。 全員落とすつもりだったが、二人残してしまった。 残ったのは素早いことが売りのホーンラビット族。そして、頑丈そうなゴーレム族だった。 最初に突撃してきたのはホーンラビット族。 地面を蹴ると砂埃が舞う凄まじい踏み込み。 だが、追えない速さではない。 下からすくい上げるように太刀を振るう。
『やって参りました! 遂に決勝戦です! ゆぅぅぅしょぉぉぉこうほぉぉぉ! タイガ選手ぅぅぅぅ!』 入口から手を挙げながら入ってきたタイガ選手。黄色い歓声が多い。女性に人気なようだ。 虎の顔というのは凛々しく身体も鍛え抜かれていて引き締まっている。女性陣から人気が出るのもわかる気がする。 少なくとも、スケルトンよりは魅力が詰まっているだろう。 スケルトンは魅力詰まるところがないんだよね。スカスカだから。『続いて入場してくるのは人族の女の子。この子が決勝まで進むなんて誰が予想出来たでしょうか!? 今大会の台風のような存在です! ハリケーン娘! ミィィィィィリィィィィアァァァァ!』「「「ミ・リ・ア! ミ・リ・ア!」」」 手を振りながら入場してくるミリア。 いい笑顔をしている。 どこにそんなに力があるのか分からないくらい細い身体。 細いながらも出るところは出ていてスタイルは抜群である。 ミリアを凄まじい歓声が包み込む。 みんなミリアの戦いを楽しみにしている。 そんな気がする。『両者、全力で! 楽しんで! 戦いましょう! では、始め!』 ────ドッ 両者の拳がぶつかりあった。 ぶつかりあった事により発生した衝撃波が観客席まで波を届かせる。 二人の顔はにこやかだ。 笑いながら殴り合いをしているなかなかにシュールな絵だが。 二人の激突は激しさをましていく。 片方が攻撃すればもう片方はしっかりと防御して反撃する。 その繰り返し。「ミリアって言ったか!? 人族なのに強えな!?」「ナイルに比べれば大したことはないわ!」「そんなに強い奴がいるのか?」「魔族部門で出るわよ。見てた方がいいわよ。驚くから」「そりゃ楽しみだ」 会話をしながら凄まじい攻防を繰り返している。 そんな中怪訝な顔になったタイガ。「だぁぁぁ! やっぱり無理!」
『それでは、気持ちがよくなった所でぇぇ! 準決勝といきましょう!』 私情をそんなに叫んでいいものなのかは疑問だが、観客達もその意見に同感なので盛り上がる一方であった。 準決勝の一試合目はタイガとレオ。虎とライオンの戦いという凄まじい対戦カードだった。 二人の攻防に観客達は息を飲み、歓声をあげるのを忘れて見入る程だった。 そんな試合を制したのはタイガであった。 やはり経験の差というか貫禄というか。 勝つべくして勝ったというところだろう。『続いて準決勝二試合目ぇぇぇ! イーグ選手対! ミィィィィリィィィィアァァァァ!』 凄い私情が入っている実況だが、これは大丈夫なんだろうか。 完全にミリアを応援しているような感じの実況になってしまっている。「「「ワァァァァァァ」」」 また手を振って登場するミリア。 最早、アイドルの様相を呈している。 ミリアの可愛らしさと純粋な戦いの強さに何人もの観客が心を掴まれているようだ。 対するイーグは冷静に微笑みながらミリアと対峙している。 何かを話しているが、歓声が大きくて何を話しているかは分からない。 ただ、ミリアが笑顔で何かを話して握手していた。 まぁ、雰囲気が悪い感じではないからよろしくと挨拶しているのかなとは推察できる。『それでは始めましょう! 準決勝第二試合! 始め!』 開始直後に動いたのはイーグであった。 上空に逃げたのだ。 飛べることを利用するのは当たり前のように思えた。 ただ、ここまでのイーグの戦いは上空から攻撃することはあっても一旦逃げるといったような戦法はなかった。 それだけミリアを警戒しているのだろう。 ミリアも黙っている訳では無い。 この武闘大会、|何でも《・・・》ありである。 ミリアはイーグに手を翳すと魔力球を作り出した。 そして回転させて、放った。『あーーーっとぉぉぉ! 獣人族は魔法が苦手な為、使うことは滅多になかったが、なん
現在それぞれの二回戦の戦いが繰り広げられていた。 タイガは順調に勝っているし、イーグも勝ち残った。ハイエナ野郎はまた毒を使って勝っている。 俺はこんなにもミリアが負けることを願う日があっただろうか。 ミリアが死んだあの日以来、ミリアには危険が迫らないように細心の注意を払ってきた。 なのに何故、俺はこの大会に出るのを止めなかったのだろうか。 またミリアに何かあったら俺は────『それでは、最後の二回戦を開始いたしましょーー! キリンのリン選手対、注目のぉぉぉミリアァァァせんしゅぅぅぅぅぅ!』「「「ミ・リ・ア! ミ・リ・ア!」」」『凄まじい応援ですねぇ。しかし、私は心配です! これに勝ったら……。いえ、止めましょう。どうか。どうかっ! 両者に勝利の女神が微笑みますように!』 実況が言いたい事は観客達にも言わずもがな伝わる所があり、一部のものは涙ぐんでいた。 そんな雰囲気の中、俺達の気持ちを知ってか知らずか。ミリアはニコニコとリンに対峙している。『それでは、始め!』 開始早々のリンの蹴りの速さは凄まじく、持ち前の長身からの叩きつけるような蹴りがミリアを襲う。 冷静に避けているが、これは一撃でも食らったらまずそうだ。 もう負けて欲しいんだか勝って欲しいんだか分からない心境になっている。 どうしたものか。このモヤモヤは。 ステージ上では激しい攻防が繰り広げられている。リンは蹴りが主体のようで、打ち下ろしの蹴りが次々とミリアを襲う。 少しずつ被弾していく。 だか、ミリアの目は諦めてはいない。 そんな厳しい状況にも関わらず、ミリアは笑顔だ。 あんな可愛い笑顔で攻撃されたら逆に恐ろしいのだが。 避けながらローキックを放っている。 それを一貫している。 また打ち下ろしの蹴りが放たれた時だった。 軸足を蹴り飛ばすとリンの膝がカクンと折れ、地面に膝を着いた。 ミリアは口角を上げると懐に入り込んだ。 ────ズドンッ
本戦に出場する選手たちはステージに並んでいた。 観客に見えるように丸く円を組み、外向きに並んでいる。 たまたまだろうが、ミリアは俺の正面だ。 小さく手を振っている。「おっ? 俺に手を振ってるのか? 参ったなぁ。よく見ると可愛いじゃないか」 「ばぁか。僕に振ってんだよ」 「ちげぇよ。俺っちだよ!」 何やら周りの者たちが勘違いしてしまったらしい。まぁ、こういう事よくあるよな。『それでは、獣人族部門本戦と行きましょう! 今回の注目されている選手をご紹介します! 昨年優勝した優勝候補! 虎の獣人族ぅぅ! タイガ選手ぅぅぅ!』 手を挙げて一礼をする。『続いて昨年の準優勝者の注目の選手ぅぅ! 鷲の獣人族ぅぅ! イーグ選手ぅぅぅ!』 背中の羽根をばたつかせながら一礼をする。 鳥人なのだが、まとめて獣人族に属されているらしい。 正確には獣人族 鳥人科みたいな感じに分類されるんだとか。『続いての注目選手ぅぅぅ! 目立ってしょうがない! 人を振り回して吹き飛ばすタイフーン娘ぇぇぇ! ミリアァァァァ選手ぅぅぅぅ!』 なんという紹介のされ方だろう。 めちゃくちゃインパクトあるな。 ミリアは両手をあげると会場にいる観客全員を見渡すように笑顔で手を振り一礼した。「俺はミリアちゃんを応援するぅぅぅ! ミ・リ・ア! ミ・リ・ア!」 「僕もだぁぁぁ! ミ・リ・ア! ミ・リ・ア!」 「俺っちも! ミ・リ・ア! ミ・リ・ア!」「「「ミ・リ・ア! ミ・リ・ア!」」」 今度は少し前に一歩踏み出すと手を振りながら一回転して手を口にあててなにか喋る気だ。「私も頑張るからぁぁぁー! ナイルも頑張ってねぇぇぇー!」 なんてことだろうか。 周りが一気に殺気で溢れた。 険しい目付きで周りを探し始める。「おい! ナイルってどいつだ!?」 「出て来いコノヤロー!」 「お前か!?」 皆が隣の人を疑う始末。
『さぁさぁ! 待ちに待った武闘大会がようやく開催されるぞぉぉぉ! 実況を担当するマースです! 今回は拡声魔道具にて実況させて頂きます!』「「「「ワアァァァァァァ!」」」」 地響きのような腹に来る歓声が鳴り響く。 娯楽がないこの世界だ。この大会を楽しみにしていた人は相当な数いたと思われる。『本日は、まずは獣人族部門からとなっており、明日が魔族部門となっております!』 実況が言った通り、今日は獣人族部門ということなので俺は観客としてこの大会を楽しんでいる。 もちろん、今日出るのはミリアだ。 ハッコツ家の人達は貴族専用の席で観ている。一緒に観ないかと言われたんだが、遠慮しておいた。貴族というのは俺には合わない気がする。『それではAブロックから行きましょう! まずは本戦の出場を決めるバトルロイヤルです! Aブロックの方は中央のステージに集まってください!』 この会場は円形になっていて外側には観客席が階段状に高くなっている構造であり、内側には中央に円形のステージ。直径百メートル程の円だと思われる。 そこに今、ゾロゾロと選手が出てきた。 ざっと三十人程といった所であろうか。 犬、猫、虎、鷹、象と様々な獣人族が集まっている。なんだか動物園で行われているイベントを観ているような感覚になってくる。 そんな中にミリアが出てくるのかと思うと、目立つのだろうなと考えてしまう。 一体何ブロックになったのか。ちゃんと見てこなかったからいつ出てくるのか分からないのだ。 何せ皆が割り振りの紙を見るのに必死で張り出されている場所が大変な朝の満員電車の様相を呈していた。 俺はあそこに入っていく気には到底ならなかった。『あーーーっとぉぉぉ! このブロックは虎の獣人族に決まりましたぁぁぁ!』「「「「ワアァァァァァァ!」」」」 次々とブロックごとのバトルロイヤルが終わっていく中、次のブロックの人達が出てきた。ある人が出てきた時に突如会場がザワついた。「おい! 人族の女の子がいるぞ!?」「あの子は







