Eliot Duke's Affair: The Mistress of Bali

Eliot Duke's Affair: The Mistress of Bali

last updateLast Updated : 2023-03-24
By:  DoctorSanctumOngoing
Language: English
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3 ratings. 3 reviews
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Synopsis

When Eliot Duke, a self-made man crosses his path with Raquel Roswell, he thought that he finally has the woman of his dreams, but fate seems to play a dangerous game. Raquel is married—and he, the greatest Billionaire of his time had just become her illicit lover. ** What Raquel and Eliot shared in Bali was magical. It was more than their pleasure. It was more than the libido they had drowned themselves, and Eliot thought that Raquel was the woman made for him, but she disappeared without any trace, gone without giving him a chance to ask her to become his lover. When fate allows him to meet her again—Raquel was afraid, because she too longs for the man she meets on that beach. One of the greatest scandals. The betrayal of a wife, and a downfall of a man. Will Eliot’s love for Raquel overcome her betrayal, or is she worth going against his principles and his prime?

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Chapter 1

HOOK UP

尋が帰ってきたとき、私は辛味噌鍋に肉を入れていた。

鍋の素は、母がわざわざ北州から送ってくれたもので、牛脂たっぷりの激辛。

この7年間、尋が辛いものを嫌うから、いつも棚の奥にしまい込んでいた。

そして賞味期限が切れるたび、捨てていた。

でも今日は、どうしてもこの味が恋しかった。

玄関を開けた尋は、部屋に漂う辛い匂いに気づくなり顔をしかめる。

「俺が辛いもの食べないって知ってるだろ。早く捨ててくれ。匂いだけで気持ち悪い」

結婚してから7年、尋はずっと辛いものは受けつけないと言っていた。

母が北州から唐辛子と山椒で煮込んだ郷土料理を送ってくれたときも、唐辛子が入っていると分かった途端、尋はそのままゴミ箱へ捨てた。

それどころか、私が一度、辛味噌鍋を作ったときには、その日のうちに鍋も食器も全部新しいものに買い替えた。

だから、私はずっと、彼が本当に心の底から辛いものが嫌いなのだと思っていた。

だから尋に合わせて、7年間ずっと自分の好みを我慢してきた。

でも今日、別の女性と激辛で有名な鍋料理店で食事をしている姿を偶然見て、ようやく分かった。

彼は辛いものが食べられないんじゃない。私とは食べたくなかっただけ。

尋の言葉が聞こえなかったふりをし、私は鍋から肉を一枚取り、取り皿に入れた。

尋が眉間にしわを寄せた。

「寧々、聞いてるのか?」

私は顔も上げずに答える。

「今日、私の誕生日だよ」

去年の今日、ケーキのろうそくを吹き消す前に、私は一つ願い事をした。

「来年の誕生日だけでいいから、尋と一緒に家で辛味噌鍋が食べたい」

尋は露骨に嫌そうな顔をしたけれど、それでも了承してくれた。

でもそのあと、私は尋に悪いと思って願い事を変えた。

「じゃあ来年の誕生日は、一日中一緒にいてほしい」

今日は、その願いが叶うはずの日だった。

それなのに、尋は私と一緒にいてくれなかったどころか、好きなものさえ食べさせてくれない。

去年の自分を思い出すと、思わず笑いが漏れた。

その拍子に唐辛子でむせ、涙が止まらなくなる。

尋も去年のことを思い出したらしく、険しかった表情が少し和らぎ、気まずそうに目を逸らした。

そのとき、尋のスマホが鳴った。

若い女性の声が聞こえてくる。

「尋さん、激辛で有名なラーメン屋さんを見つけたの。すっごくおいしそうだから、今から一緒に行かない?」

明るく甘えるような声で、断られるなんて少しも考えていないような口ぶり。

そして実際、尋は断らなかった。

迷うことさえなく、すぐに玄関へ向かう。

「待ってろ。今から行く」

彼は電話の向こうにそう告げた。

ドアを開ける直前、彼は足を止めて言い放つ。

「食べ終わったら片づけることを忘れるなよ。消臭剤も多めに撒いといて」

結婚して7年、尋が私に家で辛いものを食べるのを許したのは、これが初めてだった。

でもそれは、別の女性のところへ行くために。

胸の奥にかろうじて残っていたものが、静かに冷えていく。

私は尋が出ていくのを見届けてから、スマホを手に取った。そして、弁護士へ電話をかける。

自分でも驚くほど、声は落ち着いていた。

「先ほどお話しした離婚協議書ですが、今夜から作成をお願いします」

私は夜の12時まで、一人で鍋を食べた。

尋は帰ってこなかった。

代わりに、彼のSNSが更新される。

【君と食事をする夜は、夜風まで暖かい】

添えられていたのは、女性が尋に激辛ラーメンを食べさせている写真だった。

その下には、私たち共通の友人からコメントがついていた。

【尋、お前辛いものダメだっただろ?とうとう寧々に鍛えられたか?】

尋はこう返信していた。

【たまには違う味も悪くない】

違う味、か。

その言葉を頭の中で繰り返して、私は笑いそうになった。

付き合って3年。私は尋のために北州を離れて東都へ来た。その間、彼は「違う味」を試そうなんてしなかった。

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reviews

deven
deven
Interesting so far...
2022-09-27 09:50:45
0
0
SHEREA
SHEREA
I'm going to be keeping this one on my library. Great story ...
2022-06-08 10:17:15
6
0
DoctorSanctum
DoctorSanctum
Damn! Already wanted to have the next chapter...more update pls
2022-06-01 17:19:30
6
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