Her Werewolf Mate

Her Werewolf Mate

last updateDernière mise à jour : 2023-06-28
Par:  Trisha AgarwalComplété
Langue: English
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18 Notes. 18 commentaires
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Aurora Clark is a seventeen-year-old teen who shifts to New Orleans. She makes new friends at her new university and falls in love with Jacob on their first meeting. Soon, she finds New Orleans mysterious when the students at her university are getting murdered one after another. On a random night, a vampire attacked her and tried to drink her blood, but Jacob came and saved her. She stepped back as soon as she saw Jacob shifting into a wolf; she gulped in fear because she didn't know he was a wolf. Jacob turns towards her, and she screams and pins herself to the wall. "Don't come close to me!" she panicked. When Jacob tried to say something, it came out as a growl, but in response, she was scared and fainted unconsciously. He stepped close and grabbed her in his arms, looking at her beautiful face. She totally fits in his arms like a baby doll. Will she accept him after truly knowing him?

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Chapitre 1

Chapter 01 — Introduction 

戸籍課で朝から日が暮れるまでずっと待っていた時、藤原蒼真(ふじわら そうま)は初恋の女と一緒に登山へ出かけていた。

私は彼に十数回も電話をかけたが、すべて一瞬で拒否された。

二十回目の着信で、ようやく彼が出た。

「一日会えなかったくらいで何十回も電話かけてくるなんて、どれほど男に飢えてるんだよ!

結菜が心臓の調子悪いんだ。俺は病院で彼女を看病しなきゃいけない。婚姻届の件はまた今度にしよう」

十年の恋、これで百回目だ。蒼真がその初恋の女のために、一方的に私を戸籍課の入口に置き去りにしたのは。

電話口から聞こえてきたのは、くすくすとした笑い声。田村結菜(たむら ゆいな)の澄んだ声が響いた。

「ごめんね、美咲。心臓の調子がまた良くなくて……蒼真がすごく心配して、病院でしばらく様子を見ようって言うの。戻ったら必ず、彼に謝らせるから」

私は返事をせず、受話器から混じる風の音と蒼真の冷ややかな声を静かに聞いていた。

「結菜、君は優しすぎてお人好しだな、そのうち損するぞ。

美咲、そんなに気にするなよ。結菜は前から体が弱いんだ。今日の婚姻届のことは、また今度にしよう」

そうか。蒼真は今日が大事な日だと分かっていながら、結局は心の底で一番大事にしている人に付き添うのを優先して、私にはひとことの連絡すら惜しんだのだ。

昔の私なら、この時点でもう泣き崩れて、大声で蒼真に詰め寄っていたはずだ。

けれど今は、心は水面のように静かだった。

私の声は落ち着いていた。

「大丈夫。もう切るね」

蒼真は、やっと私が物分かりのいい女になったとでも思ったのだろう。どこか優しげな声音で言った。

「そう言ってくれるなら助かる。結菜から離れられないんだ。数日後にもう一度……」

私は無表情のまま通話を切り、戸籍課の固く閉ざされた扉を一瞥した。

そして、薬指の指輪を外して脇のゴミ箱に放り込む。

帰り道、結菜のSNSを開いてみた。

投稿時刻はまさにさっき――【最愛の人と山登り!大忙しの社長さん、わざわざ時間を作ってくれて一緒に来てくれた!大好き!】

写真には二人が恋人らしく指を絡め、頬を寄せ合っている姿。沈みゆく夕陽が二人を温かく照らしていた。

私は適当に「末永くお幸せに」とだけ書き込んだ。

正直に言えば、私と彼にはまともなツーショット写真すらほとんどない。

一度や二度ではなく、私は蒼真を山登りに誘ってきた。それなのに彼はいつも笑って「仕事が落ち着いたら一緒に行く」と言っていた。

それから一年、また一年。何度も聞けば「山登りなんて疲れるし、俺は仕事で忙しいんだ。くだらないことで邪魔するな!」と手を振られるようになった。

最後には、とうとう「行かない」の一言で片付けられた。

本当は行きたくなかったんじゃない。ただ、私とは行きたくなかったんだ。

結菜のSNSは「全体公開」に変わっていて、私は指を滑らせながらその記録を延々と遡った。

心臓を針で刺されるみたいに、ちくちくと痛んでいく。

二人で美しい雪山を見に行き、私の大好きな歌手のライブに行き、世界を旅行していた。

どの写真も、確かに彼らが共に過ごした時間の証だった。

しかもその投稿時刻は、蒼真が「出張だ」「婚姻届を出しに行く」と私に言っていた日の真っ只中だった。

私はまるで滑稽なピエロだ。彼の未来への努力だと勘違いしては、一人で感動していた。

家に帰ると、ふと書斎にある蒼真の大事そうな箱を思い出した。

以前、掃除中にうっかりそれを倒してしまったとき、彼は烈火のごとく怒り狂い、ついには私に手を上げたことがある。

その後、書斎に立ち入ることを固く禁じられた。

私はためらわず部屋へ飛び込み、片っ端から探し回ってその鍵付きの箱を見つけた。

案の定、暗証番号は結菜の誕生日だった。

分厚い航空券の束と数え切れないほどのツーショット写真を目にした瞬間、完全に諦めがついた。

疲れ果てながら先輩に電話をかける。

「先輩……覚悟決めました。あなたの作った楽団に入りたい。海外に行きます」

先輩は明らかに驚いたようだったが、すぐに嬉しそうに言った。

「本当?美咲、ビザが下りたら私が航空券を取ってあげる。ずっと誘ってたのに、やっと来てくれるのね」

それから少し心配そうに続けた。

「蒼真には話した?まさか喧嘩した腹いせで来るって言ったんじゃないでしょうね?」

私は首を横に振った。

「違うわ。自分で行きたいと思ったの」

先輩は安堵の息をつき、すぐ契約書を送ってきた。

私は一瞬の迷いもなく署名した。

二階の物置部屋に向かい、ドアを開ける。

中央に置かれたピアノは厚い埃に覆われていて、まるでかつて大切だった時間が音もなく忘れ去られたようだった。

鍵盤の埃を見つめると、胸の奥まで重く曇りが広がり、息が詰まりそうになる。

付き合いが長くなるにつれ、蒼真は私が楽団についてあちこち飛び回るのを嫌がるようになった。

彼はいつも楽団の人間関係はどろどろで、くだらない争いばかりだと言い、それが私の心を汚し、最終的に彼を捨てるんじゃないかと恐れていた。

彼と結菜が別れたのも、結菜が自分の音楽の夢を追って海外に行き、彼を置いていったからだ。

私は彼に安心感がないことを理解し、本当に私を必要としているのだと信じていた。

だから心が揺らぎ、楽団を辞め、長年の夢を手放し、彼のために家庭に籠る道を選んだのだ。

けれど結菜のSNSで見てしまった。

私たちの記念日、蒼真はホールを貸し切って社員を全員呼び、彼女を応援していた。

その日、私は前もって知らせた上で、十数皿の料理とケーキを準備し、真夜中まで待ち続けていたのに。

目頭がじんと熱くなり、涙が零れ落ちた。

どうして結菜は夢を追えるのに、私は許されないの?

かつて彼にそう尋ねたことがある。彼は笑いながら私を抱き寄せて言った。

「君は結菜とは違う」

私は特別な存在なんだと、そう思い込んでいた。

でも今は分かる。違うのは扱いだった。

結菜は彼の心の中で一番大事な人だから、何を欲しがっても自由だった。

私は違う。ただの付属品で、全てを彼に支配される存在だった。

私は使用人に頼んでピアノをきれいに掃除してもらい、空いている部屋へ運んで数曲弾いた。

翌日、珍しく目覚ましをかけずに起きた。

蒼真はソファに座り、私を一瞥して不機嫌そうに言った。

「今日はやけに遅く起きたな。まだ昨日のことを根に持ってるのか?器が小さすぎる」

私は彼の言葉を遮った。

「怒ってないわ。ただ最近ちょっと疲れてて、少し寝過ごしただけ」

「ならいいけどな」蒼真は携帯を置いて、眉をひそめた。

「ただの入籍でそこまで大げさにすることないんだ。日を改めれば済む話だろ。

結菜は心臓が弱いうえに、ひとりで国内に残って心細い。俺が支えてやらないと。お前はくだらない嫉妬なんかするな」

蒼真の目は鋭く、強い非難を込めていた。まるで昨日電話口で問いただした私こそ、許されない罪を犯したかのように。

彼はテーブルの上のエビ入りおにぎりを押しやり、投げ与えるように言った。

「朝飯だ、食え」

私がなかなか手を伸ばさないでいると、彼は苛立って立ち上がった。

「ほら、やっぱり怒ってるじゃないか!一体どうしたいんだ……」

「私、海鮮アレルギーなの」

十年経っても、彼は私の好みやアレルゲンさえ覚えていなかった。

淡々としたその一言で、彼の怒りは止まった。顔は赤くなり、目に焦りと後ろめたさが浮かんで、声も弱々しくなる。

「今朝は急いでて……その……使用人に別の物を作らせるよ」

私はじっと彼を見つめた。蒼真は落ち着かず、目を逸らした。

そこへ、けたたましい着信音が鳴り響き、彼は救われたような顔をした。ただ、私をちらりと見て、携帯を握りしめて迷った。

私は余裕を装って声をかけた。

「出なさいよ。急用かもしれないし」

すると結菜の泣き声が耳に飛び込んできた。体調が悪いと弱々しく訴えている。

その数言で、蒼真は私に背を向け、慌てた声で「待って、すぐ行くから」と言いコートを掴み、走り出していった。

出て行くと決めたはずなのに、胸が痛んだ。

蒼真、あなたが私を愛していないのなら、もう強がって縋ったりしない。

私はもう、ここであなたを待つことなんてしない!
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Commentaires

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Regina Arroyo
a must read. it has a great story line amd is well written
2024-02-01 00:00:43
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Dolly Dolly
Loved the story.
2023-08-06 16:31:10
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Trisha Agarwal
Thank You everyone for reading this books. However this is my first book so I wish if there's any mistakes you will not take them to your heart. just enjoy this book. More books are coming soon.
2023-07-03 16:59:43
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Supriya Reddy
The story is simple but amazing. the love friendship, action all are just mind blowing...! I enjoyed the story.
2023-07-02 14:50:44
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Swati Mishra
Ending got me, I love the story......
2023-06-30 14:33:55
1
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Simran Arora
Great friendship. Best couples. Best ending ever. Aurora won, I am so happy. she has so much development character.....
2023-06-28 21:44:59
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Akansha Thakur
Jacob and Aurora are sweet couple, felt so bad for Daniel. I hope story will takes happy ending
2023-06-27 21:15:00
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Navya Maholtra
Amazing story with romance, suspense with action. I read all chapters in day. Satan deserves to die, that evil one
2023-06-27 18:37:36
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Twinkle Twinkle
The story is so interesting, man. I can't believe Aurora's father was live and the adventure trip is going like a term of fire. so romantic and full of action
2023-06-21 01:21:55
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Sudeshna Puvvadi
Amazing one and good characters. Hope so, the adventure to open the hell doors will be good.
2023-06-02 12:41:33
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Aɭɩʌ
The story is too good. Jacob and Aurora's is pretty sexy. I Am waiting for Aurora to shift and the finally, Satan taken the entry. Exciting for upcoming
2023-05-30 12:17:34
1
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Jessy Dazzling
My goodness, I can't wait to read Fl hybrid's side. Amazing story author, you balanced everything: relationship, friendship, love and romance.
2023-05-12 19:48:37
1
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Aŋʛɭɘ Soŋʌ
I am loving the story so far
2023-04-20 19:19:28
2
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Trisha Agarwalla
loving it ...
2023-04-05 02:31:41
2
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Dhara Chauhan
Kinda amazing, hope Aurora will accept Jacob very soon.
2023-04-01 15:47:47
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