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His Rejected Mate for Twelve Years- My Final Escape

His Rejected Mate for Twelve Years- My Final Escape

By:  PeachyCompleted
Language: English
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I carried my fated mate’s pup. Alpha Seth’s pup. But for twelve years, he refused to claim me. I was his secret. His personal healer. Nothing more. He never even let our son, Leo, call him “Dad.” All because he hated that fate chose an “impure” mate like me. He claimed I drugged him, that I trapped him with a child. He ditched our son's First Howl for another woman. A powerful Beta named Sarah. That was the last straw. I rejected him. I took our son and ran. They say the proud Alpha lost his mind. That the pain of rejection tore him apart, and he hunted us like a madman. But there’s no going back. There is no forgiveness.

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Chapter 1

Chapter 1

七夕の当日、入籍を約束していた彼氏は突然、連絡がつかなくなった。

夜になって、偶然、彼の投稿が目に入った。私にだけ見えないように設定するのを忘れたらしい。

「20歳から28歳まで。俺たちの青春は、今日、ひとつの答えにたどり着いた」

添えられていたのは、ウェディングフォトと、婚姻届受理証明書の写真。

ウェディングフォトの中で、見知らぬ女の子が彼の肩に寄り添い、やわらかく笑っていた。

怒りに任せてコメント欄を開いた。問い詰める言葉を打ち込もうとして、指が止まる。親友の書き込みが目に入ったから。

「いろいろあったけど、やっとまた一緒になれたね。二人ともおめでとう!」

胸が締めつけられて、震える指で親友に電話をかけた。

長い沈黙のあと、彼女はようやく口を開いた。

「うん。あの二人、付き合ってもう8年になる。みんな知ってたよ。

わざと隠してたわけじゃないの。詩織って心が狭いから、知ったら騒ぎ立てるでしょ。そんなの、みっともないじゃん。

柚希ちゃんと旭のほうが、もともとお似合いだったの。ここまで来るの、大変だったんだから。同じ女なんだし、二人の邪魔なんてしないでよ。少しくらい優しくしてあげなって」

涙が頬を伝った。冷たい雫が落ちるたび、胸の奥が焼けるように痛み、ぽっかりと穴が開いていく。

ーー私と桐谷旭(きりや あさひ)が一緒にいた12年のうち8年間、彼はほかの女の子を愛していた。

みんな知っていた。口裏まで合わせて、私にだけ隠し続けていた。

傷つくとわかっていながら、コメント欄をスクロールし続けた。

親友だけではなかった。見覚えのある名前が、次々と祝福のコメントを残している。

「柚希ちゃんはいい子だからな。お前が泣かせたりしたら、俺が真っ先にぶっ飛ばすぞ!」

旭の親友・野口健太(のぐち けんた)だ。先週会った時は、私のことを親しげに「姉さん」と呼んでいた。

「旭さん、いちばん好きな人と結婚できて、本当によかったね!今夜は朝まで飲もう!」

大学時代、同じ店でアルバイトをしていた西野七海(にしの ななみ)だ。

「お祝いするのはいいけど、弟と柚希ちゃんの幸せのためにも、みんなちゃんと黙っててね。例の人には絶対知られないように」

旭の姉・桐谷麻里子(きりや まりこ)だ。数年前、事業資金が必要だと言って、私から160万円を借りた。その時は、弟のお嫁さんになるのは私しかいないとまで言っていた。

「お任せください!王子様とお姫様の幸せのためにも、魔女には絶対バレないようにします!」

旭の会社に入ったばかりのアシスタント、本田千尋(ほんだ ちひろ)だ。仕事を覚えるのが遅く、何度もクビになりかけていた。

そのたびに私が上司に掛け合い、仕事も一つずつ教えた。そうしてようやく、彼女は試用期間を乗り切った。

意地でもこぼすまいと顔を上げ、涙を必死にこらえた。

旭が別の女と8年も付き合っていたことを、誰もが知っていた。それなのに、示し合わせたように私にだけ黙っていた。

彼らの会話に、私の名前はなかった。王子様とお姫様の幸せを壊す魔女。ただの笑いもの。

画面を更新すると、旭の投稿が消えていた。

次の瞬間、着信音が鳴る。まる一日連絡のつかなかった旭からだ。

「ごめん、詩織。今日、会社のシステムに大きなバグが見つかって、今までずっとスマホを見られなかったんだ。

最近仕事が立て込んでてさ。入籍の話は、少し先にしよう。

そういえば、詩織。今日、インスタで何か面白いもの見なかった?」

声がわずかに上ずっている。探るような響きを隠しきれていない。

どうにか、普段どおりの声で答えた。

「今日は何度かけてもつながらなかったし、病院でお母さんに付き添ってたの。インスタなんて見てる暇なかったよ。

忙しいなら仕方ないね。入籍の話は……また時間ができた時でいいよ」

去年、母は胃がんと診断された。末期だった。

先生は、よくもってあと3年だと言った。

母の願いは、ただ一つ。私が30歳になる前に、旭との入籍を見届けることだった。

今日は七夕。そして、私の30歳の誕生日。

母は今も病室で、私と旭の婚姻届受理証明書を心待ちにしている。

けれど、その最後の願いはもう叶えられない。

旭は、ほかの誰かの夫になってしまったから。

壁際にしゃがみ込み、体をきつく丸めた。

涙が画面を打った。黒い文字が滲み、ぼやけていく。

画面を拭い、彼らが集まる店と部屋番号を黙ってメモした。

「レストランルミエール、302号室」

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Tammy Tilbe
Tammy Tilbe
feels unfinished but good
2025-12-07 01:39:23
2
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