Short
Out of Sight, Out of Mind

Out of Sight, Out of Mind

By:  AmateurCompleted
Language: English
goodnovel4goodnovel
8Chapters
2.2Kviews
Read
Add to library

Share:  

Report
Overview
Catalog
SCAN CODE TO READ ON APP

When I was seventeen, someone stabbed me in the womb, leaving me unable to have children for the rest of my life. My husband promised he would love me forever. Still, after just five years of marriage, he cheated on me with the very person responsible for my injury. They even had a child together, and he wanted me to divorce him so she could replace me.

View More

Chapter 1

Chapter 1

幼なじみを亡くした高橋涼太(たかはし りょうた)は、十年もの間私を恨んできた。

私たちの結婚式の翌日、彼は部隊の上層部に申請を出して、最北の地へと赴任した。

十年の歳月。数え切れないほどの手紙を送り、あらゆる努力を重ねてきた私がもらったのは、いつも同じ一言——

「本当に悔いているなら、いっそ死んでくれ」

それなのに、私が拉致された時、彼はたった一人でアジトに乗り込んで私を救い出した。そのために数発の銃弾を受けた。

死の間際、最後の力を振り絞って、彼は私の手を激しく振り払った。

「この人生で……一番後悔しているのは……お前と結婚したことだ……

もし来世があるなら、頼む……もう俺に関わらないでくれ……」

葬儀の場で、涼太のお母さんは号泣した。

「涼太……無理やり結婚させて、母さんが悪かった……」

憎しみに満ちた目で、涼太のお父さんは私を睨みつけた。

「桜もお前のせいで死んだのによ!この疫病神め、お前が死ねばよかったんだ!」

私たちの結婚を強く応援してくれた連隊長までもが、首を振ってため息を漏らした。

「恋人たちを引き裂いてしまったのがこの私だった。高橋隊長に……申し訳ない!」

誰もが涼太のことを惜しんでいる。

もちろん、私も。

医療支援隊から除名された私は、その夜、農薬を飲んでこの命を自ら絶った。

が——再び目を開けた時、結婚式の前夜に、私は戻っていた。

……

「軍功を盾に結婚させたとしても、お前を愛することなんて絶対にあり得ない!」

十年ぶりに、この聞き慣れた冷たい言葉を再び耳にした。

青春時代の涼太が、こうして私の目の前に、生きて立っている。

軍服を身につけた彼は実に颯爽としている。しかしその目に隠しきれない嘲りに、私の胸がチクリと痛んだ。

私・佐藤美咲(さとう みさき)は死んでいなかった。それどころか、まさに十年前へと戻ってきたのだ。

込み上げる切なさを押し殺し、この十年間想い続けた顔を瞬きもせずに見つめている。

「それぐらいは分かっています。あなたが愛して、そして結婚したい相手も、小林桜(こばやし さくら)なのでしょう?」

僅かに眉をひそめ、涼太は警戒の色を目に浮かべた。

「分かればいいんだ、裏でこそこそ動くなよ。そうでないと、俺は……」

「あなたたちの幸せ、見届けます」

静かに、彼の言葉を遮った。

その言葉に、しばらく私をじっと見つめた涼太は、冷たく鼻を鳴らした。

「戯言を聞く暇はない、さっさと書類に署名しろ」

結婚届を私に投げ渡すと、涼太はそのまま立ち去った。

あの遠ざかっていく背中に、この胸が再び締め付けられた。

前世の私は、救いがないほど、彼を愛していた。

そして危険を顧みず私を救ってくれた彼も、きっと同じ感情を抱いていると、私は見事に勘違いをしていた。

「あの子は口が悪いだけなんだ。あなたを好きでなければ、命を懸けて助けにいくはずがないだろう?」……どうやら、涼太のご両親までも、勘違いしたようだった。

結婚してから、自分がどれほど間違っていたかを、私はようやく思い知った。

桜の自殺を知った涼太は、すぐに最北の地へと赴いた。

——私一人だけを残して。

十年の歳月を無為に過ごし、そして最後に見捨てられ、蔑まれたあの私。

まだはっきりと覚えている。彼に会いに行く時に不意に聞こえた、アルコールに負けた彼が戦友に語った本心の言葉を。

「美咲と結婚するべきじゃなかった。親の言うことを聞くべきじゃなかった。何より、桜が一番俺のことを必要としていた時に、傍にいてあげるべきだった!

本当に……後悔してる……」

そして、彼が死の間際に告げた、もう関わるなという言葉が、私を完全に打ち砕いた。

結局、彼を深く愛したこの十年は、彼を深く苦しめた十年でもあったのか。

彼が何よりも後悔すべきなのは、私と出会ってしまったことなのだろう。

幸いなことに、私はやり直す機会をもらった。

——今度こそ、私に彼を死なせたりしない。

二人の幸せを見届けることで、前世の恩を返そう。

この全てを終えたら、きっぱりと別れよう。

これからの人生、もう関わらなくていい。

……

地面に落ちた結婚届を拾い上げ、女性側の氏名欄に、小林桜としっかり書き込んだ。

そして私は外へ出て、車を待ち始めた。
Expand
Next Chapter
Download

Latest chapter

More Chapters

To Readers

Welcome to GoodNovel world of fiction. If you like this novel, or you are an idealist hoping to explore a perfect world, and also want to become an original novel author online to increase income, you can join our family to read or create various types of books, such as romance novel, epic reading, werewolf novel, fantasy novel, history novel and so on. If you are a reader, high quality novels can be selected here. If you are an author, you can obtain more inspiration from others to create more brilliant works, what's more, your works on our platform will catch more attention and win more admiration from readers.

No Comments
8 Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status