THE ALPHA’S HATED MATE

THE ALPHA’S HATED MATE

last updateLast Updated : 2023-03-29
By:  SumiCompleted
Language: English
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“Omega! A mere omega! The moon goddess dares to pair me with a mere omega!” He laments in fury and I’m tempted to roll my eyes. That’s a very typical thing for a spoiled brat like him to say. “Alpha Carter …” I start to talk but he cuts me off with a shout. “Shut your mouth! You do not talk when I’m talking!” He orders and I quietly nod my head. “Now you listen to me, you are my mate, but I’m not going to accept you. You are nothing but a mere omega. As if that’s not enough, you are the daughter of the man who tried to kill my father. I will never accept you as my mate” He sneers and I just keep looking at him like he has lost his mind. He is an Alpha. She is an outcast. They are meant to be together as Alpha and Luna. It all starts with an arranged marriage…

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Chapter 1

HUMILIATION

 今日は結婚7年目の記念日。

 結衣は今日こそ夫である司に5年間ずっと内緒にしていた『あのこと』を打ち明けようと決めていた。

 一日せわしなく動いている彼女だが、疲れは思ったよりも体に感じてはいなかった。

 キッチンに立ち、司の好む豪華なディナーをせっせと作る。

 時折鏡の前に向かい、結衣は自分自身の姿を品定めするように何度も確認していた。

 今日のために用意した司好みのワインレッドのカクテルドレス。普段の結衣なら自分では選ばないようなものだ。

 髪も朝早くから美容院に行って、綺麗にセットしてもらっている。

 鏡の中の女性は、小ぶりな整った顔立ちに清楚感のある丁寧な薄化粧を施している。

 うっすらと浮かんでいる目元の隈から疲労感が伝わるものの、いつもよりはマシなものだった。

 しかし、今まで経験した苦労から得られた滲み出る色気と、気品の高さが今の結衣には漂っていた。

「……司さん、喜んでくれるかな」

 ポツリと零された言葉には、大きな不安と少しの期待が詰まっていた。

 結衣は、最後の仕上げに香水を手首に吹き付ける。

 本当は、むせかえるようなバラの匂いの香水は苦手だった。けれど、数少ない帰宅を果たす際、司からはいつもこの香りが漂っていた。

 苦手なこの香りを纏う自分は司の物だという実感が湧くものだった。

 冷徹な夫でも、記念日くらいは早く自分のために帰ってきてくれるはずだと、結衣は少しだけ期待していた。

 オーブンから完成を告げる音が響く。

 オーブンから取り出し、出来上がった料理を、今日のために用意したテーブルクロスを引いた机に並べていく。

 どれも結衣の自信作だ。

 後は、あのことを打ち明ければ……。

 司に見せるため用意した封筒を眺め、結衣は少しだけ緊張した表情を浮かべた。

 封筒の中から1枚の写真を取り出す。

 そこには満面の笑みを浮かべ、元気にポーズを決める男の子が写っていた。

 顔立ちが司とそっくりで、目元が結衣に似ている可愛らしい男の子。

 私との間に5歳の子供がいることは、司はまだ知らない。

「お前を愛するつもりはない」

 7年前の結婚式の日、司から放たれた言葉。

 結衣は酷くショックを受けたものの、頭の片隅では今も鮮明に覚えていた。

 彼女の親はとても裕福な家庭だった。

 しかし、父親の事業が失敗し、多額な借金を作ってしまう。

 借金取りの男に「娘を売ってくれれば、借金をチャラにしてやる」と言われ、彼女は信じていた両親に売られたのだ。

「私たちを助けるためだと思って許してくれ……!」

 両親に言われた言葉は今でも信じられない物だった。

 連れて行かれそうになり、思わず逃げ出した結衣。

 後ろから追いかけてくる足音と怒声。

 必死に助けを求めても、周りの人は誰一人として助けようとはしてくれなかった。

 借金取りの男たちに追い詰められ、絶望の淵にたっていた。

 ――あの時、彼女の前に現れ、救ってくれたのは司だった。

 真っ黒な高級車から降りて、結衣の前に立ち、冷たい表情で司は手を差し出す。

「このまま彼奴らの言いなりになるか、俺に付いてくるか、選べ」

 吐き捨てるような言い方ではあったが、その時の冷淡な瞳に映っていたのは、結衣の姿だけだった。

 絶望の中でもっと闇の深くに墜ちるところだった彼女を、彼のその言葉と差し伸べられた手に救われた。

 颯爽と目の前に現れ、救ってくれた司に恋をした。

 だからこそ、結衣は司から離れることが出来ずにいる。

 別に彼に深く愛されなくてもいい。自分が彼を深く愛せれば。

 せめて普通の夫婦のようにいられれば、それだけで結衣は十分だった。

 過去の思い出に耽っている間に、どんどん料理が冷めていた。

 結衣の期待する気持ちも、料理のように冷え切ってきている。

 どれだけ待っても司は現れなかった。

 記念日だからと期待していた分、心には激しい虚しさが広がっていく。

 分かりきっていたはずなのに、なぜ今日に限って期待してしまったのだろうと、気恥ずかしくなり、彼女は冷め切ったディナーを片付け始めた。

 ――でも、子供のことも……。

 机に置いていた写真を手に取り、愛おしそうに見つめ、結衣の唇から小さく苦笑がこぼれ落ちた。

 司に対しての期待はどうしても消えきれないようだ。

 やっぱりまだ……。

 すると、スマホにけたたましく着信を知らせる音が鳴り響いた。

 司からかもしれない。

 そう思い、心を軽く弾ませながら通話に出る。

『もしもし、総合病院の緊急外来です。水原奏太くんの保護者の方でしょうか?』

 緊急外来からの電話に、彼女は嫌な予感が脳裏を過った。

『奏太くんが先ほど、激しい呼吸困難で意識を失い、救急車で搬送されました。現在集中治療室で――』

 その先の言葉は、結衣の耳にはもう届いてなかった。

 スマホの向こうから降ってきた絶望に、彼女の顔から血の気がみるみるうちに引いていく。

 結衣は手元にあった封筒を咄嗟に掴み、バックに押し込むと、すぐさま駆け出した。

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Claudia Thill
Claudia Thill
Are Chapters 61 and 62 the Same?
2024-05-14 17:53:39
1
0
Morag Farrar
Morag Farrar
loved this book wanted it to keep on but read the whole book in 2 weeks
2023-08-26 00:37:07
0
0
peggylink59
peggylink59
4/6/23 Chapter 96. Hope they will be more soon. It is suspenseful.
2023-03-07 04:10:36
0
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Ophélie Raillard
Ophélie Raillard
i love this book. how many chapters left?
2023-03-03 21:00:57
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Delinda Schumacher
Delinda Schumacher
74 chapters 2-14-23
2023-02-14 14:15:07
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