The Rogue's Little Mate

The Rogue's Little Mate

last updateLast Updated : 2025-05-18
By:  MeeRoticCompleted
Language: English
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Everybody knew Kayah was the pack runt. As the bastard daughter of the Alpha, she was subjected to constant bullying and torture led by no other than her own flesh and blood. They thought she would break eventually but they were wrong. Kayah was smart and special though she's not aware of it yet. She planned to escape the pack she called hell by attending the mating ball. She believed she'd meet her mate there and save her. The only problem was that she didn't have a gown, she needed it to be able to enter the mating ball venue. On the night she had to run an errand for her abusive mother, she stumbled upon two people talking nonsense and leaving a large expensive shopping bag. Just like a wish granted, she found a gown and a pair of shoes inside the bag. She thought no one would know her at the ball but she was damn wrong. Her identity was mixed up when she arrived at the Mate Choosing as the healer and got mated to the strongest wolf in history, The Rogue King. Kayah was mistaken for the wolf healer due to the gown she was wearing she found in the bag that the Rogue King specifically chose for his future mate. Now she struggles to be the mate of a ruthless king: a role she is unfamiliar with, while she secretly searches for the real wolf healer. How will she hide that she's an omega and not the healer from her mate? What will happen to her when the real wolf healer returns? Is she going to blow her cover away? There are so many unanswered questions but the only way to save herself is to escape and run away, how far can she go?

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Chapter 1

Chapter 1: Courage and Stubbornness

白石苑(しらいし その)が辞表を書き終えたとき、ふと顔を上げて窓の外を見やった。

ビルの巨大スクリーンには、朝倉蓮(あさくら れん)と芹沢琴音(せりざわ ことね)の婚約ニュースが、もう七日間も繰り返し流されていた。

誰もが言う――朝倉蓮は芹沢琴音を心から愛している、と。

でも誰も知らない。苑が七年間も彼のそばにいたことを。

十八歳から二十五歳。彼女の人生で最も輝いていた時間を、全て彼に捧げた。

けれど、彼は別の人と結婚することを選んだ。

だったら、自分はこの舞台から静かに退場すべきなのだろう。

彼の結婚式の日から、蓮の世界には、もう「白石苑」という名前は存在しなくなる。

視線を戻した苑は、辞表をきちんと折りたたみ、白い封筒にしまった。

そのタイミングで、オフィスのドアが外から開かれる。

入ってきたのは――彼だった。

黒のシャツの襟元はラフに開かれ、同じ色のスラックスが長い脚を包んでいる。

歩くたびに風が吹くような雰囲気で、その存在感はまるで王者のように堂々としていた。

苑の脳裏に、彼と初めて出会った日のことがよみがえる。

あの時も、彼は同じ黒いシャツを着ていた。

バーの隅で一人酒を飲んでいた彼は、見るも哀れな捨て犬のようだった。

彼の家は破産し、飲み代すら腕時計を質に入れて作った。

苑はその時計を買い戻した――そして彼の心まで奪ってしまった。

だが、泥に落ちた蛟は、いつか再び空を舞う。

彼は再起を果たし、いまや帝都で名を馳せる男になったのだ。

「メッセージ送ったのに、返事がなかったな?」

静かな声が、彼女の手にある封筒に向けられた。

苑は封筒を握りしめながら、窓の外を指さした。

「社長と芹沢さんの結婚プロモを見ています」

彼の目元がすっと陰を帯びた。

「プロモって……あれ、お前が編集したやつだろ。まだ見る意味あるのか?」

――そう、あのプロモーション映像は、彼女が作ったものだった。

そこに映る写真、甘い瞬間、そしてすべての「愛の言葉」。

それらは全部、苑が自分の手で選び、綴ったものだった。

あの時、蓮が苑にこう言ったのを、彼女は今でも忘れていない。

「この件はお前に任せる。琴音が他の人間だと不安がるからな」

彼と琴音が再会したのは三ヶ月前――

だけど、彼らの関係はもっと昔、学生時代から始まっていた。

七年前、琴音が海外へ旅立ち、同時に朝倉家は破産した。

そうして、ふたりは離れ離れになったのだ。

だが三ヶ月前、芹沢家が帰国。

蓮はすぐに琴音とよりを戻し、堂々とプロポーズをした。

苑は彼の傍に七年もいた。

誰もが当然のように、彼が彼女を選ぶと信じていた――彼女自身も、そう思っていた。

三ヶ月前、蓮が「好きな指輪を選んでこい」と言ったとき、彼女は当然、自分のサイズで選んだ。

……なのに。

その夜、花火が空を埋め尽くした瞬間。

彼は苑に言った。

「その指輪、ちょうだい」

彼女が時間をかけて選んだその指輪を受け取った彼は、次の瞬間――琴音の前で片膝をつき、それを彼女の薬指にはめたのだった。

きらめく夜空に負けないほどの華やかな花火の中、蓮は琴音に囁いた。

「俺は七年、二千五百日以上待ってた。ひと時も、君を忘れた日はなかった」

その瞬間、苑の心は、空に咲いた花火のように派手に散っていった。

そして、もう二度と元には戻らなかった。

彼が言った「二千五百日」は、琴音のための日々だったのか。

でも、その間ずっと、彼のそばにいたのは苑だった。

仕事の支えも、酒に酔ったとき名前を呼んだ相手も、眠るとき抱いていた相手も――全部、彼女だったじゃないか。

……だけどその問いは、彼女の中だけに留められた。

彼と琴音の結婚式、それが全ての答えだから。

七年も一緒にいたって、たった一度の初恋には敵わない。

それに、彼は一度も「愛してる」とは言ってくれなかった。

全部、自分で信じて、勝手に期待して、そして……ひとりで終わらせた。

だから、もう責めるつもりはない。

苑は混乱した想いをすっと胸の奥にしまい込み、静かに、けれど毅然と顔を上げた。

「朝倉社長、何かご指示でも?」

「今夜、芹沢家に一緒に行ってくれ。贈り物の用意、何が必要かはわかってるな」

それは、まるで仕事の指示みたいな無機質な言葉だった。

「了解しました」

苑は彼の秘書。頼まれれば断る理由なんてない。

蓮の深い眼差しがふいに彼女の顔を撫でるように流れた。

何かが、違う――けれど、それが何なのか、彼にも言葉にできなかった。

「白石、お前……」

口を開いたが、四文字言っただけで言葉が途切れる。

結局、彼が続けたのは――

「最近、あまり笑わないな」

琴音のことで頭がいっぱいなはずの彼が、そんな変化に気づいていたことに苑は少し驚いた。

そしてすぐに、プロの笑顔を浮かべる。

「今後は気をつけます、朝倉社長」

「白石」

彼女の名前を、彼はやや優しく呼んだ。

「お前の今のポジションは、何があっても動かさない。来年には副社長として正式に昇進させるつもりだ」

――小さな秘書から、社長の専属秘書、そして副社長へ。

それは、彼がこの七年間で彼女に与えてきた「立場」だった。

だが彼は、気づいていなかった。

彼女が欲しかったものは、最初からそんな肩書きではなかったことに。

――ただ、「奥さん」として彼のそばに立つこと。それだけだった。

けれど、それは叶わぬ夢。

水の上に描いた月のように、手を伸ばしても掴めない幻想だった。

「ありがとうございます」

苑は微笑んで、その「昇進」を受け入れた。

七年間、彼が与えたものは全て受け取った。

彼がくれなかったものに、彼女は一度も手を伸ばさなかった。

なのに、蓮の胸には拭えない不快感が残った。

だからこそ、彼は視線を鋭くして言った。

「前提として、何ひとつミスをするな。特に、婚礼に関しては絶対に」

「ご心配なく。社長と芹沢さんの結婚式、完璧に仕上げてみせます」

苑は微塵の感情も表に出さず、プロとして言い切った。

彼は彼女の言葉に目を細めてしばらく見つめると、くるりと背を向けた。

だがその視線の端で、彼女の手元にある白い封筒がふと目に入る。

そして、ぴたりと足を止めた。

「その封筒……何だ?」

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reviews

Tri~cina
Tri~cina
it's quite confusing with the names and characters but I love it , especially the suspense
2025-09-04 21:54:22
1
0
Angela Newkirk
Angela Newkirk
I could not read it all.. I even tried to skip ahead a few chapters, I did that a few times. The book is too drawn out, has too much going on all the time. Names change. the storyline was good, I even liked how the moon goddess was the bad person in this story.
2025-06-14 02:48:07
2
0
178 Chapters
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