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第421話

Penulis: 木真知子
「一生の黒歴史だな......」

隼人は苦い笑みを浮かべながら、心の中でつぶやいた。

その時、内線電話が鳴り響いた。隼人はスピーカーモードに切り替えて答えた。

「どうした?」

「隼人社長、KS WORLDホテルの桜子様の秘書がいらっしゃっています。ご予約はないようですが、お帰りいただきますか?」

井上は「翔太が来た」と聞いた途端、まるで猫を見た犬のようにムスっとした表情で眉をしかめた。

「中に通せ」

隼人は冷静な声で命じた。

「えっ、本当に通すんですか?」

井上は信じられないという顔をしたが、隼人はそのまま口を閉ざし、視線を電話から外さなかった。

宮沢グループの社長と会うのは簡単なことではない。だが、翔太が桜子の部下であることを考慮し、隼人は特別に「その扉」を開いた。

数分後、翔太は冷たい表情でオフィスに足を踏み入れた。

「隼人社長、桜子様のご指示で、これをお届けに参りました」

そう言いながら、彼は白い箱を隼人の机にそっと置いた。

「中身は何だ?」隼人は箱をじっと見つめながら、顔を上げなかった。

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