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第 182 話

Autor: 柏璇
「慎太郎、蒼司の様子を見てきてくれる?なんだか調子がよくないみたいなの」真理はそう頼んだ。

彼女は、蒼司が彩乃に連絡するのではないかと気がかりだった。

慎太郎はどこか上の空のまま、ふらりと部屋を出ていった。

頭の中には、かつて自分が彩乃を追い詰めた光景ばかりがよぎっていた。

彩乃は何も悪いことをしていないのに、自分はずっと、彩乃が名誉や富のためにどうしても蒼司と結婚しようとしているのだと思い込んでいた。たとえ継母になる立場になろうとも。

――今、突きつけられている事実は、その思い込みとは正反対だった。

慎太郎の胸に、尽きることのない羞恥がこみ上げる。

総合病院の駐車場。

蒼司は車の中で、ぼんや
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