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第222話

Author: 小春日和
真奈はそのまま休憩室を出て行った。ドアの外で待っていた中井が中に入り、思わず口を開いた。「総裁、奥様に償いたいお気持ちはわかりますが、もう少し別の方法を考えたほうがいいのではないでしょうか。この株を本当に譲渡してしまったら、総裁の権力が……」

会社での権力は、どれだけの株式を持っているかにかかっている。

今、総裁が個人の持ち株の20%を奥様に譲渡すれば……もし二人の関係が悪化したとき、冬城グループの支配権は揺らぐことになる。

「問題ない」冬城は、去っていく真奈の背中を見つめながら、静かに言った。目の奥には沈んだ影が落ちる。「これは……俺にとっての大きな賭けだ」

真奈は慎重を期すため、まず瀬川エンターテインメントへ戻り、契約書を大塚に渡した。

大塚は書類を一瞥し、首を傾げながら尋ねた。「社長、これは……」

「法務部に持って行って、しっかり確認させて。契約に何か抜けや不備がないか、念入りに調べて」

「かしこまりました」

大塚が立ち去ろうとしたとき、真奈はふと眉を寄せて、「待って」と呼び止めた。

「はい」

「浅井みなみの身元を調べて。これまでの経歴、特に中学、高校時代の成
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良香
中々の腹黒。 白石君なんだかんだ言って、二人でご飯したいのね。でも浅井を知ってる、って気になるな。 中学、高校時代を知ってるなら良い情報になるよね。
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