真依は確かに料理の才能がなく、藍子先生が教えてくれた料理の腕も、首都に戻って一年半も台所に入らなかったせいで、また廃れてしまった。「自分で料理する必要があるのか?俺に手伝わせようか?」尚吾は自分が手伝いに行くとは言えなかった。真依が以前、仕事のことは自分で処理するように言ったのだから、彼がそれをやり遂げることを望んでいるはずだ。真依は黙り込んだ。紗月のこと、そして紗月が住んでいる所を考えると、尚吾に訴えたい苦労がたくさんあったが、何も言えなかった。「大丈夫よ。あなたが手順を書いて送ってくれればいいわ。私は頭がいいから、忘れてしまったけれど、手順があればずっと簡単になるわ」真依は言った。彼
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