俺は脚を気にしつつも、カラダを鍛え(動画中でなんど腹筋を公開したいと思ったことか!)、勉学に励んだ。 今日は女バージョンの撮りためてた動画を投稿しよう。社長秘書のやつ。投稿するだけだからラク~♪ そして、俺は体を鍛えよう。やっぱ筋肉はバランスよくつけた方がいいよな。腹筋ばかりしないで背筋も。 実家では母さんの料理に舌鼓を打ち、ひたすらに勉強した。嘘です。母さんの料理より俺の料理の方が上手いかも。なんせあのわけわからん家でほぼ自炊生活だったからなぁ。 やってしまった。 俺はひたすら地味に地味に高校生活を送るはずだった、しかし勉強のしすぎ? こないだの模試で全国1位の快挙を成し遂げてしまった。 俺の名前が日本全国を巡る。‘田中コウジ’。「よかったでちゅね。全国1位でちゅよ」「これならお母さんも大喜びでしょう?マザコン君ならお母さんが喜んでくれて嬉しいでしょう?」 うちの母さんの場合、事情を知ってるから怒るかもな。「コウジ。確かに勉強しろとか偏差値が高い大学にとか言ったけど、全国模試でこの成績はいいの?」「昔、父さんも模試で1位を取ったことがあると聞きました」「そうなの?どうなのかしら?模試の成績から貴方の正体がバレないといいんですけど」 本当にそうなんだけど。父さんも大丈夫だったし、俺も大丈夫だよな!「コウジ。すごいじゃないかぁ。このままいけば、父さんと母さんの母校に入学できるぞ!」 母さんとの温度差が激しいな。「全国1位をキープって事?」「そんなのは勉強に全力傾けてるやつがすることだ。コウジは体づくりに、時々投稿、と勉学だろ?両親の母校に入れれば重畳だ」 簡単に言ってくれるよな。自分が昔出来たからって。 投稿した画像のリアクションはこんな感じだった。「あんな『お姉様』って感じの会社に就職出来たら俄然張り切るな」 社長秘書と一般社員はそうそう会わないが?「下から上がってきた案件に目を通して最後は、『こんなのダメ!』って感じでバラまくのはなかなかいいよなぁ。現実的には散らばった書類をまた拾い集めてシュレッダーか?」 現実に戻らないで下さい。「あんな人が社長秘書だったら、受付嬢も美人なんだろうなって夢が広がる」 仮想の会社なので…。「社員の就職条件に見目ってありそう」「「「あー」」」 どんな妄想してるんだ?そんな
Terakhir Diperbarui : 2025-07-26 Baca selengkapnya