Todos los capítulos de 無自覚に無茶しながらのスローライフ ~え? 付いていきますよ?~: Capítulo 41 - Capítulo 50

57 Capítulos

第41話 慌てちゃう

   次の日になって、ようやくお父様が屋敷に帰ってくると、執事のアランから王子様ご一行が屋敷を訪れたことを聞いたのか、ソアラお兄様は執務室に呼ばれて、お母様とお父様からかなり怒られていた。  ――言いつけを護らないお兄様が悪いんだけどね。 私の所に来て、お父様とお母様の監視の元謝ってくるお兄様を見ながら、ちょっとかわいそうだな……なんて思ったので、今後は勝手に会わせたりしないと約束してくれたから、しっかりお兄様を許してあげた。    数日後にはアルスター領に来ている騎士団・魔術師団の人達と共に新年を迎えたお祝いを盛大に行った。 勿論その場には私達家族は皆勢ぞろいしていたし、色々な人たちから絵を掛けられそうになったけど、お父様とお母様が壁になって防いでくれたので、その場では何事もなく過ごすことが出来た。  お兄様と共にレストロ様がお父様の所にあいさつに来た時は、さすがに防ぐようなことはしなかったけど、それでもお父様はレストロ様を警戒していたと思う。彼らが慣れていくまでの間、ずっと私の前に立っていてくれたから。     新年を祝う催しが行われて数日。 お父様を指揮官とした部隊が、またモンスターや魔獣討伐の為に領都から離れていった。今度は領の西の端まで行くらしいので、戻って車で結構な期間が掛かるという。  ロイドの考案したヨームによって、日付という考え方がアルスター家の中では当たり前となってきた1月の末。 アイザック家との連絡員の一人となって、アイザック領に残っていた人達の中内数人が、アルスター領へと戻ってきた。いつもの定期交代なのかな? と思っていたら、アイザック家から封書を預かってきていると、その足で屋敷まで来てくれたらしい。  
last updateÚltima actualización : 2025-12-02
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第42話 森へ

      父さん達が王都から帰ってきた日は、王女様が泊まる部屋などを急遽用意したりしなくちゃいけなくて、屋敷の中では結構バタバタとしていた。  父さん達がやってきた時に、いつもよりも隊列が長かったのは、アイザック・アルスター家の護衛隊だけではなく、王家から王女様を護衛するための部隊が組まれたからだったわけだけど、近衛隊という王族を護るために作られた隊は通常、王族が出掛ける時は必ずついていくという事で、今回も王女と共にアイザック領へとやってきた。  しかし王女であるエルザが言うには、ついてきた者たちは皆が『王女様の為』と志願してくれた人たちだけだという。人数にしては30人ほどという事なのだけど、僕はそれだけでも凄いと思ってしまったが、エルザが言うにはこのくらいの人数は『居ないのも同じ』なのだという。  他の王族の人達は、1部隊丸ごとが護衛に着くらしく、その数はなんと数百人から千人ほどにまでなるのも当たり前で、この辺りの差も自分が王族としては|そ《・》|う《・》思われている証拠だと言って少しかなさいそうな顔を見せていた。  ただ、付いて来てくれた人たちは、小さい時からいつも一緒に居てくれた人たちが多いという事で、結構仲が良いらしい。特にサロンに一緒にいた二人、ロベリアさんとアントンさんは相談に乗ってもらったりもしているらしく、エルザ自体も二人を信頼している事が分る。  しかし残念ながらアイザック家の屋敷が大きいとはいえ、それほどの人数が一遍に泊まれるほどの大きさでは無いので、急遽護衛として数人を交代で屋敷に泊まってもらう事にして、残りはアルスター家の領兵たちが泊まるスタンへと降りてもらい、何事かが起きたときは駆け付けてもらうという事で話が付いた。  そんなバタバタな日を過ごして明けた次の日――。  「ところでロイド」
last updateÚltima actualización : 2025-12-04
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第43話 切り株

    大樹様の元に行くという事になったのは良いのだけど、いつの間にか行くという人数が増えてしまっている。 いやたしかに森の中だし、何があるか分からないので、護衛や警戒する人数は増える事は悪い事じゃない。 ――それにしても多すぎない? 僕はため息をつきながら、大きな木の元へと歩く一団と共に歩いていた。  朝になり集合場所へと父さんやフレック、領兵数人と一緒に向かってみると、そこにはアルスター一家とその護衛兵、そして王女エルザと護衛兵の30人ほどが僕達を待ち構えていた。  ガルバン様やアスティとエルザはとてもワクワクとしているのが見ただけで分かるし、メイリン様とソアラ様は無理やり起こされたのかあくびをしている。そして護衛兵の皆さんに至っては完全に戦闘出来る準備がばっちりされていた。更にその護衛の人達にお供え物を大量に持たせている。それも大量に。 「大げさじゃない?」「何を言うロイド!! 大樹様なのだぞ!! 滅多に御目に掛かれないのだからこれくらい当たり前ではないか!! 一緒に行けない者たちは泣いていたくらいなのだぞ!!」「え~……」 興奮したガルバン様が僕の所まで来てまくしたてる。その様子を見た僕は逆になんだかやる気が無くなって行った。  そんな僕とは反対に、ガルバン様の言葉を聞いて更にやる気を見せ始める集団。 ――まぁいいか。何かあるわけじゃないもんね。 僕は父さんの方へ視線を向けた。 「よし!! ではこれより出発!! 先頭は我らアイザック家の者が務める!! 中盤に王女様と近衛隊!! そして最後方はアルスター家の護衛隊に頼む!!」「「「「「おお!!」」」」」 気合が入ると共に歩き出すと、すぐにとことこと僕の隣に人影が近づいてくる。 
last updateÚltima actualización : 2025-12-06
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第44話 ふふふ……内緒!!

     『ふふふふ……』 ――え? 今声がした?  僕は辺りを見回すけど何かが居るような気配はない。ただ気配のようなものは感じるから姿が見えないだけだろう。  すぐにアスティとエルザの方へと視線を向ける。 「アスティ!!」「え?」 僕の大きな声にビックリしたアスティ。その事が合図となったのか、皆がハッと我に返り辺りを警戒し始める。  「どうしたロイド!!」「何かあるのか!?」 父さんやガルバン様も臨戦態勢を取りつつ僕の方へと移動してきた。エルザも護衛の人達と共に少しずつ僕の方へと近づいてくる。 「ごめんわかんないけど、何かいるような気がするんだ!!」「なんだと!!」「くっ!! 見えない敵か!?」 さらに混乱が広がる。 『ふふふふ……大丈夫よ。何もしないから』「え?」 僕のすぐ耳元で聞こえる声。今度は完全に声として僕に伝わった。しかしどこを探してもその声の正体は見つからない。 ただその後も攻撃をしてくるようなこともないようなので、僕は大きく息を吐いた。 「本当にごめんなさい。気のせいだったのかもしれない」「……そうか? まぁロイドはここで倒れたことも有ったからな。うん。何もなければいいのだ」「そうだな。良し!! では大樹様の元へとお供え物を!!」「「「「「は、はい!!」」」」」 ガルバン様の掛け声とともに護衛の人達がバタバタと走り出す。 あっという間に大樹様の側には、お供え物で山が出来上がった。
last updateÚltima actualización : 2025-12-09
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第45話 とりあえず座りなさい

  大樹様の元を訪れてから10日が過ぎ、屋敷の中はいつもと同じような落ち着きを取り戻しつつあった。  あの後は何事もなく屋敷まで戻ってくると、父さんとガルバン様、それにエルザまでが執務室にて話し合いがされたようだ。大樹様の復活をどのように報告するかを相談していたんだと思う。 去年までは大樹様は切り株姿だと毎年報告はしてきていた。ただ、いきなり普通の気になりましたと言っても信じてもらえないだろうから、どのように報告するのかは大切だ。  今回は目撃したのが伯爵家のガルバン様と、往生であるエルザだから、その話の信頼性があると思うけど、王家がどのように話をとらえるのかは予想できない。 間違いなく大ごとになっちゃうのは目に視えているけど、報告しないという事は出来ないので諦めるしかない。  そんなわけで数日間は話し合いがもたれていた様だ。ようやく決まった時は三人ともに疲れ切っていた。  僕の方はというと、アルスター家の人達と共に修練所へと毎日通っては、僕が考えた魔法の使い方などを練習したり、フィリアとアスティと共にアルトと遊んだり、勿論勉強もしっかりとフレックに叱られながらもこなしている。  そんな中で、屋敷の中にあるヨームに気が付いたエルザがすごく興味を持って聞きに来たり、屋敷の人達が今まで考えられなかった魔法の使い方をしているのに驚いていた。それらのすべてを僕が考えたと聞いたのか、次第に僕の所へ訪れる事が多くなって、アスティやフィリアとも一緒に観る事が多くなり、次第にみんな仲良くなった。 「アスティ、ここはどうやるの?」「え? う~ん……ここはこうじゃない?」「あ、なるほど!!」 そして何故か今は僕の私室で、アスティとエルザは刺繍の練習をしているし、フィリアは僕のベッドの上で寝ている。アルトはソファーに座っている僕の側で寝そべっているのだけど、他に
last updateÚltima actualización : 2025-12-11
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第46話 シルバーウルフ

  「――という訳だよ」「なるほど……」 ガルバン様は腕を組みながら、目を閉じて考え事をし始めた。「その他には何か変わった事は無かったのか?」「う~ん……特になかったような気がするけど……」 父さんの質問に、思い出す限りの事を思い出したけど、特に何買ったわけじゃないので、それ以上は新しいことを話せない。  「もしかしたらだが……」「何か思い当たるのか?」「魔法が何かしらの作用を引き出したのかもしれんな」「「魔法が?」」 僕と父さんが同時に聞き返す。ガルバン様はこくりと頷いた。 「魔法を使って土を入れ替えた時に、魔力が土に含まれてた。そして畑にも花壇にもあげていた水が魔法で出された水なのだから、同じように魔力が含まれていたという可能性はあるだろ?」「「なるほど……」」「……しかし、それが本当だとするとえらいことにならんか?」「確かにな。確証が無ければ報告は出来ないだろう。どうだろうマクサス」「ん?」「試してみんか?」「……そうだな。幸いこのアイザック領はまだ土地はある。その土地を新たな畑として試験的に行ってみるか」「そうとなれば、私達アルスター家も手伝うぞ」「それは助かる」 僕の事を放り出して、二人だけで会話が進んでいく。だから僕も一つだけ提案することにした。 「あの……」「何かあるのか?」「うん。それなら、畑じゃなくて村みたいにできないかな?」「ん?」「新しい村みたいにして、今お仕事が無い人達に
last updateÚltima actualización : 2025-12-13
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第47話 僕にしか見えてない

     僕は今、アイザック家の馬車の中にいてドランの町から少し離れたところまで移動している。目の前には父さんとガルバン様がいて、僕の横にはアスティが当たり前のように座っていてニコニコとして居る。  父さんやガルバン様とお話しをしてから3日後の事、僕の提案を実行するにはまずは土地が必要という事で、ドランの町からほど近く、更に水場もあって耕しやすいところという事を優先に探していた所、丁度いい場所が見つかったというので、何故か僕まで同行してその場所を見に行く事になった。  当初は僕と父さんだけが行く事になったのだけど、魔法の事もあるというのでガルバン様も一緒に行く事になり、それを聞きつけたアスティが『未来の為』という理由を付けて父さん達を説得し付いてくることになった。因みにいつも一緒にいるアルトは馬車の外側を走って付いて来ている。  ギギッ!!ドランの町から東へ少し進んだところにちょっと大きめの川が流れているのだが、その川岸へとたどり着いて、馬車は止まった。  馬車の御者をしているフレックが扉を開けて、父さんとガルバン様が降りる。その後を僕が降りてアスティが続いた。 「ここか……フレック」「そうでございます。条件が揃う場所と言いますと、この辺りになると思います」「しかし、森が近いな……」「そうでございますね」 父さんとフレックが周りを見回しながら話をする。 「この辺りに作るのか? ふむ……なかなかいい所ではないか」「いい景色です」アイザック領に来てからは、屋敷とスタン村やドランの街に少し行く程度しか外出をしていない二人にとって、領の中を歩くという事はほぼ無かったから、ガルバン様とアスティも周りの景色を楽しんでいた。 
last updateÚltima actualización : 2025-12-16
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第48話 退治しちゃうの?

   しばらくはその周辺を父さんやガルバン様が確認のために動き回る。待っている間にフレックは馬車を取りに向かった。  僕はというと、アスティと共に――。 「はいはい。撫でてあげるからちょっと待ってね!!」「可愛い!!」 そう言いながら僕の周りに集まってきた動物たちを、アスティと共にモフりまくっていた。  外に出ているので、こういう事になるだろうなとは思っていたのだけど、まさか森の中の主と言われているベアーまで来るとは思っていなかった。  初めはウサギやリスなどの小さな動物たちが集まってきた。その後にカリブーやボアのような少し大きめの動物が来て、森のギャングと言われているウルフなどが隊列を組んで来たりしたのだけど、アルトの「ばう!!」という一鳴きを聞いた後は皆がおとなしくなって、争う事もなく何故か僕の周りにまとわりつくようになった。  そして最後に現れたのがのしのしと歩いてきたベアーの親子。さすがに危ないのでアスティは僕の後ろにいるように言ったのだけど、そのまま歩いて来たベアーは僕らの前に寝そべるとそのまま大人しくなって動かなくなった。  どうしようかとアスティと顔を見合わせて笑いあう。   僕の所に動物たちが来ることは分かっていたので、父さんは何度か僕らの所を確認に来てくれたし、ウルフの群れが僕に甘える姿を見たときには呆れていた。最後に確認に来た時のベアー親子の姿を見たときは、警戒したのかいつでも攻撃できる態勢を取りつつ僕らの方へと近づいて来て、ベアーの親子と共にお腹で寝ているアスティの姿を見て苦笑いを浮かべていた。  その後に来たガルバン様が、その様子を見てかなり焦っていたけど、特に何も問題が無く寝ているだけだと伝えたらホッとしていた。  そのまま僕らはしばしの休憩を取る。
last updateÚltima actualización : 2025-12-18
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第49話 わふぅ!?

    しばらくするとフレックが馬車と共にやってきて、近くに停めた馬車から降りてくると、僕達の方を見てギョッ!!とした表情を見せる。そのままじりじりと近づいてくると、またお前か!? という様な視線を僕に見せつつ苦笑いした。 「旦那様方。そろそろ戻らねばならないかと」「ん? そうだな。続きは屋敷に戻ってからにしようか」 フレックの言葉を聞いて、皆が腰を上げる。僕はまだベアーの上で寝たままのアスティを起して、眠そうにしているアスティを馬車の方へと誘導するように一緒に歩いていく。  ヨウは沈み始めていて、辺りは昼間から夜になろうとしていた。    「なぁロイド」「なに?」 帰りの馬車の中で父さんが声を掛けてくる。 「付いて来てるぞ……」「え? 何が?」 僕に向かってぼそっとこぼす父さん。  父さんが僕に声かけたのとほぼ同時に、御者台に居るフレックへと室内から合図を送ると、しばらく馬車は走った後に停まった。 ドランの町まではもう少しで着く距離にまで来ている。  馬車のドアが開けられ、フレックの顔がチラッと見えたのだけど、何故か眉間にしわを寄せて困惑しているように見える。  馬車から父さんが降りるのと同時に迎撃態勢を取った。その後にガルバン様が続く。僕とアスティは合図があるまで馬車の中で待機する。  「ロイド……降りてこい」「う、うん」 静かな時間が少しだけ過ぎ、父さんが馬車の中へ顔を出して僕に向けて言葉を掛ける。 「あれ?」
last updateÚltima actualización : 2025-12-20
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第50話 ひっ!!

   屋敷に着いた時はメイドの人達がワタワタしていた。それはそうなるだろうと思う。何しろ僕らが歩く後ろにウルフの群れとベアーの親子が付いて来てるのを目撃し、更にこれから屋敷の敷地の中で一緒に生活するというのだから、その準備などに動き回らなきゃならないわけで。  当たり前だけど、野生のウルフやベアーに出会ったとしたら、町で生活している人や魔法を使えない人達からしたら、それが1頭しかいなかったとしても命の危機に変わりはない。  それなのに僕らの後ろには数十頭のウルフがいるし、更に子供を連れたベアーが居る。驚かないとかの前に恐怖を覚える人も中にはいるようだ。  ただ、僕の事を知っている人達は「ロイド様だから」と妙に納得してしまう人もいたりする。 ――僕は何もしてないんだけどね。 ため息をつきつつ、屋敷の庭の方へと動物たちを引き連れて歩いていく。  「さて……と」 僕は庭の片隅まで移動すると、隣りを歩くアスティに視線を向け、その場で立ち止る。アスティも僕を見ながら一緒に立ち止まった。 「どうするの?」「うん。まずはこの子達にここに居てもらうように話をしなくちゃね。その為に……」「え? なに?」 僕達の後を付いて来ていた集団の先頭に居るアルトを見つめる。 「アルト!!」「ばう!!」「ちょっときて!!」「わふ!!」 呼び声に寸時に反応するアルト。そのままてくてくと僕の方へと歩いて来る。  「アルトを呼んでどうするの?」「いいから、ちょっと見てて」「うん」 不思議そうにアルトと僕を交互に見るアスティ
last updateÚltima actualización : 2025-12-23
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