次の日になって、ようやくお父様が屋敷に帰ってくると、執事のアランから王子様ご一行が屋敷を訪れたことを聞いたのか、ソアラお兄様は執務室に呼ばれて、お母様とお父様からかなり怒られていた。 ――言いつけを護らないお兄様が悪いんだけどね。 私の所に来て、お父様とお母様の監視の元謝ってくるお兄様を見ながら、ちょっとかわいそうだな……なんて思ったので、今後は勝手に会わせたりしないと約束してくれたから、しっかりお兄様を許してあげた。 数日後にはアルスター領に来ている騎士団・魔術師団の人達と共に新年を迎えたお祝いを盛大に行った。 勿論その場には私達家族は皆勢ぞろいしていたし、色々な人たちから絵を掛けられそうになったけど、お父様とお母様が壁になって防いでくれたので、その場では何事もなく過ごすことが出来た。 お兄様と共にレストロ様がお父様の所にあいさつに来た時は、さすがに防ぐようなことはしなかったけど、それでもお父様はレストロ様を警戒していたと思う。彼らが慣れていくまでの間、ずっと私の前に立っていてくれたから。 新年を祝う催しが行われて数日。 お父様を指揮官とした部隊が、またモンスターや魔獣討伐の為に領都から離れていった。今度は領の西の端まで行くらしいので、戻って車で結構な期間が掛かるという。 ロイドの考案したヨームによって、日付という考え方がアルスター家の中では当たり前となってきた1月の末。 アイザック家との連絡員の一人となって、アイザック領に残っていた人達の中内数人が、アルスター領へと戻ってきた。いつもの定期交代なのかな? と思っていたら、アイザック家から封書を預かってきていると、その足で屋敷まで来てくれたらしい。
Última actualización : 2025-12-02 Leer más