Semua Bab イジメられっ子世に憚る。: Bab 11 - Bab 20

41 Bab

第11話

 そんな風に歓談をしている横には酔いつぶれているドラゴンがいたりする。「あー、あいつのブレスは炎だ」 超危ないじゃん。爆発してしまう。いや、ドラゴンは強いからなぁ。こんな爆発程度屁でもないんだろうけど、俺が危ないんだよ。いざという時は龍己の陰に隠れよう。「ん?そう言えば龍己が静かだね」「ああ、そいつ?この谷の序列で最下位だからね」 最下位でも人間には脅威なんだよ~。「最上位のドラゴンってどのドラゴン?」「呼んだ?」 出てきたのは、人間だったら女王様って感じのドラゴンだった。「いやぁ、貴女がこの谷の序列で最上位って聞いて、お会いしたいもんだと思って」「この私に会えただけでも幸せなもんよ?」 実際のところ強いのだろうか?「手合わせをしてもらえませんか?」「いいけどぉ、私が勝ったら貴方の子種が欲しいわ」 いいのか?人間とドラゴンのハーフ。「俺が勝ったら…そうだな。最下位のドラゴンの序列を上げてよ。俺はあいつに勝てないんだ」 いやマジで。 審判に名乗り出てくれたドラゴンに感謝。 試合は始まった。 そういえば、俺は武器とか持ってないな。女性を殴るのか(ドラゴンだけど)。ちょっと気が進まないな。悪いが全力で行かせてもらう。 俺は100発は殴った。敏捷性も上がってるからな。途中、ドラゴンの尾が攻撃してきたけど躱す。「ありゃ?もうおしまい?もうちょっとかかると思ってた。ともすれば夜通し殴らないとダメかと思ってた」 違った。 ステータス 体力:計測不可    知力:9999    敏捷性:計測不可         強さ:計測不可    魔力:計測不可    etc. 俺の知力って…いや、これでも高い方なんだろうけど、俺は体力お化けか?「マサミの勝ち!最下位のドラゴンの序列を上げる」「マサミよりも強いんだろう?あいつが序列トップじゃないか?」「最下位だったのにいきなりトップ?」「しかし、中間くらいが妥当だろうか?」「マサミよりも強いという事実はどうする?」「龍己~どうする?」「トップって事務処理みたいな仕事もしなきゃいけないから、俺はこのままでいい」「龍己がそう言うなら」 龍己のドラゴンの谷での序列は最下位だが、周りが龍己を見る目が変わった。「龍己、俺の新天地はどこがいいと思う?」「うーん、話に聞くような
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第12話

 俺はいきなり国王陛下に謁見となった。何故?ただの旅人なんだけど?「貴殿の噂はかねがね。なんでもレベルがマイナスになっているとか?」「えーと、今のレベルは…-267ですね」「マサミ殿をVIPルームにお泊めしろ!」「「「はっ!」」」 俺の噂って何だろう?「実は我が国の恥のようで情けないのですが、王位継承権を巡って醜くも兄弟で争っているのです」 よくあるやつだね。そもそも、側妃とるから問題になるんじゃん。最初から正妃一筋なら何にも問題は起こらなかったんだろう?と俺は常々思っていた。 第1王子は性格が奔放。傀儡になりそう。母は側妃。‘第1’というのが強みでかなりの貴族が推しているらしい。まぁそうだよな。将来的に傀儡になりそうなら、推すよなぁ。 第2王子は性格がしっかり者。母は正妃。‘正妃が母’というのと本人がしっかり者というのが強みらしい。 国民の立場なら本人がしっかりしてる方が国王として相応しい。しかし、貴族の立場だと、国王は傀儡の方が扱いやすくて助かる。「陛下、何故側妃を?それが間違いだったのではないのですか?」「ああ、だが政をするためにはしかたのないことだったんだ。当時は正妃に子が恵まれなくて、王家の血を絶やすこともできず……」「当時の陛下はいくつだったのですか?」「当時は34だったはずだ」 なんだ40近いオッサンが危機迫ってるならまだしも34才だろう?側妃を急ぐ必要なんかちっともなかったじゃんかよ~。「年齢的に側妃の必要性は感じられない。政争?」「当たりだ。側妃に是非と言ってきたのはこの国の公爵家。蔑ろにするわけには……」「しかしだ。その時に「我が妃に何か不備が?まさか私に?」とかなんとか追い払うこともできたんじゃ?」「今思うとそうだ」「大体、ホイホイと側妃のところに夜に通うようになったのがいけないんですよ。優柔不断といいますか。側妃がいたとしても、一途に正妃にのみ通っていればこのようなことにはならなかっただろうに」「いや、全くもってその通り。自分の優柔不断が招いた事態だがどうにかしたい」「とりあえず、第2王子の食器は全て銀食器に。毒を盛られる可能性が高いですからね」 のん気に観光気分だったのに、政争に巻き込まれてしまった。 翌日から、第2王子の毒見役はよく亡くなる。亡くなる前に俺が解毒してるんだけ
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第13話

 なんだよ、ごく普通に公爵家?家名はっとカラー公爵家。第1王子の母親の実家じゃん。公爵家に出入りしている商人が毒を売ったのか?ありきたりだな。 俺と龍己は数日張り込んだ。 衝撃の事実。2-Cの商人のうちの一人が公爵家に毒を売ってんじゃん。そりゃあさあ、ヴェータス王国で信用ガタ落ちで商売あがったりだろうけど、人間堕ちるとこまで堕ちたな。 俺はそいつをしょっ引いてジルベスト国王のところまで連れて行った。「さあ、自分がした事を白状しろ!」「マサミに騙されてヴェータス王国を追われ、カラー公爵に拾われたのです。公爵家御用達の商人としてやってきました」「それで?」「なぜかマサミに捕まったのです。陛下!この哀れな商人にどうかお慈悲を」 こいつに猿轡を噛ませた。「ふぅ、俺から説明するとですね。俺は第2王子に毒を盛った人と毒の入手経路を探していました。毒を盛ったのは、側妃の側仕えの方ではないかと思います。指示したか、実行したか。入手経路はカラー公爵家出入りの商人だとあたりをつけたところ、この男に辿り着きました」 さて、この国王はどちらの話を信用するか。場合によってはこの件から手を引いて他の国行く。俺は知らん。「よくまわる口を持った商人だなぁ。職業柄か?おまえが毒をカラー公爵家に売ったのか?」「こいつの家に帳簿があるはずだ。厳しく調べろ!」「「「はっ!」」」 へぇ、俺の話を信用するのか。まぁここに来た時点で俺が神格化されてたからな。 こいつの家の帳簿にしっかりと書いてあり、取引先まで……。カラー公爵家は降爵。代わりに正妃の実家が公爵家となった。第1王子もその母親も王城内の塔に生涯幽閉の罪となった。塔には何重にも鍵がかけられており、そのうちの一つは陛下が所有している。食事は小さな食事を通すためだけの入り口(?異世界の前の世界だったら猫が通るための道みたいな。)で出し入れされる。 内部には風呂・トイレはあるらしいが、全く日は差さない。時間の経過は食事の時間でしかわからない。 結局のところ、王位継承権は第2王子のものとなった。 カラー公爵家とか側妃が欲を出さなければそのまま第1王子のものだったかもしれないが、母親も王妃だし、俺は第2王子推しだな。  ところが、この第2王子がまた馬鹿なことを言い始めた。「国王という仕事は疲れる。そんな国王を慰めるため
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第14話

「はぁ、アレがあんなに阿呆とは思わなかった。王妃の子が男の子であることを祈ろう」「では、王妃が暗殺などされないように私も護衛をします」「いやいや、マサミ殿にそこまでしてもらうのは……。我が国の護衛で十分」「その護衛が裏切る可能性も考えられます。毒殺についてもバリエーションがありますから気をつけましょう」「……う、うむ」 俺は王妃の護衛をすることとなった。 護衛が裏切った場合かぁ。1週間後宮立ち入り許可でも美味しい話だよなぁ。裏切るだろうな。手を下す必要はない。偶然、馬車が暴走したり、偶然、馬車に大きな岩が落ちてくるだけでもいいのだ。 他には、国民に王妃の子は陛下の子ではないかもしれない。などとちょっと噂を流すだけでもいい。 王妃が使う食器は銀食器に替えられた。毒見役はガンガン亡くなった。陰で俺が生き返らせてるけど。完全にお亡くなりになってる以外は治癒魔法が効くから結構大丈夫なんだよね。亡くなったことになってるから。そのまま家にお帰りになってもらってるけど。日給払うからって。 俺が護衛をしていると、馬が突然暴走し始めた。仕方がないので、馬車を牽いている馬の足を全部同時に骨折させた(遠隔魔法。監修:龍己)。馬車は停止。その後、クスリを飲まされていると思われるが、馬に謝罪しながら治癒魔法を施し、馬車は無事に目的地へとたどり着いた。 王妃の訃報でも聞けると思ったんだろうか?第2王子の顔からは不満が漏れていたが、まぁいい。「陛下、毒殺未遂やら馬の暴走やら色々とありますが、また犯人捜しとかしますか?」「いやいい。どうせ全部第2王子に繋がっているだろうから」 まぁそうだろうね。 城下町の噂は『陛下と王妃はこの歳で未だにラブラブだ。護衛してるこっちが恥ずかしい』などと噂を流した。どっちの噂を信じるかは国民次第。こっちは護衛の証言だからな。 今日は馬車に向かって岩が落ちてきてようだ。というのも、馬車(馬も含む)には物理的攻撃に対する結界が張られている(俺が張った 監修:龍己)ので、岩でも気にしない。どちらかというと、岩が落ちている道の方が厄介。 今日も晩餐で王妃の毒見役が亡くなった。(俺が陰で蘇生) 王妃の毒見を申し出る人間がいなくなったようだ。困ったなぁ。 そんな俺を見て第2王子はほくそ笑んでいる。 俺は過去に毒見役をしていた人を集め交渉した
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第15話

 王妃がついに産気づいた。 俺は男でありながらも、産室への入室を許可された。 実はここが一番危ない。 嬰児交換とかそれならまだしも、産まれてすぐに王妃共々殺害。 なんかが起こる。 その護衛として入室を許された。 壮絶だなぁ。というのが感想。王妃が頑張って産んだ子は見事、男の子!「陛下、王妃がお産みになった御子は見事な女の子です!」「ちょーっと待ったぁ!俺は知ってるのは男の子じゃねーかよ?何をしれっと嘘吐いてんだ?」「どっちが本当のことを言っているのか私には判断がつかないが王妃は?」「疲れて眠っています」 しまった!毒盛られていないよな? 体内を診る魔法でサーチした(監修:龍己)。思いっきり毒盛ってやがる。俺は治癒魔法で解毒した。疲れているので、王妃はそのまま寝ていた。「王妃に毒は盛る。御子の性別は偽る。どういう事だ?」 ん?御子は今どこに?ああ?窓から捨てようとしてる侍女がいる!「待ちやがれ~!」 俺は相手の動きを止める魔法(監修:龍己)を使って侍女を止めた。危なかった。王子が窓から捨てられるところだった。 俺は侍女を拘束し、捨てられそうになってた大事な御子を陛下に差し出した。「王妃がお産みになった第3王子です」  陛下への報告に関わった侍女から話を聞くべく謁見の間へと連れて行った。第3王子は俺が確保。「して、どういうことだ?」「全てはあの方の指示でございます」「あの方とは?」「第2王子殿下でございます」「第2王子をここへ」「この者達がお前の指示で色々と罪を犯したようだが、心当たりはあるのか?」「全くの初対面でございます」「嘘よ~!あの夜あんなに熱く激しく愛してくれたのに!」「妄想ですね~。王子ともなると、こういうのがいますよね」 俺は嘘探知魔法(監修:龍己)でこの様子を見た。 はぁ~、第2王子が噓八百かぁ。「後宮にも招いてくれると約束を!」「俺の後宮には高位貴族の女しか入れない予定なんだよ」「マサミ殿、わかったか?」「はい。嘘探知魔法を使った結果、第2王子のみが嘘を吐いていました」「つまり、第2王子の指示で産後の王妃に毒を盛り、嬰児交換を目論んだ。ということか?」「そのようです」「王妃は第2王子の実の母ではないか!」「王妃がいる限り第2・第3の事例が現れるから邪魔だったのではないでしょ
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第16話

 その後、第3王子が王太子となったはずだが、俺はよく知らない。 あ~、観光気分だったのに台無し。このまま西に行こうかな。「西なのか?」「龍己?!」 角笛吹いてないのになんで?「俺様の聴覚をなめるでない!ちょっとした正己のつぶやきすらも聞き取るこの聴力!」 それって結構世の中煩いよね…。「まぁ、西で暖かいところ。そんで、俺の噂がないところがいいかなぁ?」「ラストの噂がないところってのは無理だろう。世界中で正己の話はもちきりだぞ?なんせ久しぶりのレベルがマイナスになった男だからな。尚且つ俺監修でいろんな魔法使えるし」「とりあえず、西で暖かいところへ行こう。今回は徒歩で行こうと思うんだ。その間の旅も楽しみたいし。(世界中の全員が俺の顔を知ってるわけじゃないだろうし)途中の村での出会いとか大事にしたいんだ」「了解。一気に飛んでいくわけじゃなく、地道に進むというわけだな。それでもなんかあったら角笛で俺を呼んでくれよ?」 過保護だなぁ。 俺は旅を楽しもうと思った。 しかしだ。乗り合いのはずの馬車でも何故だ?「兄ちゃん、レベルがマイナスなんだろう?いやぁ、旅が安全だなぁ。レベルがマイナスって者がいたら、モンスターなんか寄ってこないだろうし、山賊でも安心だ」 俺を頼りにしてるのか?頼られるのは悪くないが、俺を頼って努力を怠るような人間が出てくることは不本意だ。「俺はここで降りる事にする。じゃあな」 俺は途中から本当に徒歩での移動をすることにした。乗り合い馬車の連中にも顔バレなのかよ……。これは動きにくいなぁ。セルフで整形しとくか。 俺は架空の『マサキ』という異世界人を作り出した。顔が違うだけだけど。我ながらなかなかイケメンに作ったつもりだ。俺が思うイケメンに作り上げた。 それからというもの、旅をしてる間モンスターに会うことはなかったが、このまま冒険者登録ってのもありじゃないか?と思い始めた。「冒険者登録って何をするんですか?」 旅の途中で行き先が西だという青年に聞くことにした。「そんなことも知らないのか。まぁ、異世界人なら仕方ないか。ギルドに登録するんだけど、名前、年齢、レベル、職業なんかを登録書に記入しなきゃなんないんだ。お前、こっちの言葉書けるのか?」「アハハ……。全く書けません」「仕方ないなぁ。俺が代わりに書いてやるか」 や
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第17話

 夢の異世界生活でそんな罠があるなんて‼ 俺はどうすればいいんだ?「それじゃあ、俺はどうすればいいんだ?王城の草むしりとかしてればいいのか?」「いやいや、そういうのは冒険者ランクが低いSSランクの人間とかがするもんでしょう?」 あ、ここはカウントダウン制か……。かなり焦った。「俺はランク、どのくらいになるんだろう?」「うーん、Pとかかな?うっわ、スッゲーPランク冒険者なんて初めて見る」 俺は初めて聞いた。最低DランクとかFランクとかなのに……。 俺達は西のリヴィアの街に到着し、冒険者ギルドに登録しに行った。 この時点で俺の顔はバレているようだ。そこらでひそひそと声が聞こえる。「えーと、こちらにサインと書類に記入。あと、水晶に手をかざしていただけると自身のレベルがこちらに情報として流れますのでお願いします」 と受付で言われた。「フリック、ここにサインすればいいのか?書類の記入は俺の代わりに頼んでいいか?」「喜んで!」 俺の現在のレベルは…-381。 フリックのレベルは15だった。十分強いと思うんだが?「次はあなたですね。お名前がマサミさんですか?ダメですよ?騙りは」 騙ってる人いるんだなぁ。何の目的だ?いろんなとこでVIP待遇してくれるからか? 俺が水晶に手をかざすと水晶にヒビが入ってしまった。「なんか申し訳ない。なんでヒビ?」「あ、あのギルドマスターを呼んでくるので待っていてくださいね!マスター~‼‼」「なんか慌ただしいけど、水晶代の弁償とかか?」 俺、現金持ってたっけ?色々やったわりにはすっからかんのような気がする。どうしよう?水晶代払えない!最悪男娼?絶対ヤダ~‼「っ…はぁっこちらに水晶にヒビを入れた方がいらっしゃるとか?是非ともマスターのお部屋でお話をしたいそうです」 ちょっとさっきの受付よりも偉いっぽい人がやって来た。 えー、やっぱり体で払えとかそういうの?  俺はフリックを置いて一人でマスターに会った。「お初にお目にかかかります。このリヴィアの街の冒険者ギルドでマスターをしておりますライと申します。いやぁ、恥ずかしながら。右足は義足で。これが原因で現役の冒険者は引退することになったのですが」 ギルマスの話よりも俺は自分の身の振りはどうなるのかで頭がいっぱいだった。「あなたのような方がこんな辺鄙な
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第18話

 ドラゴンの爪ねぇ。龍己とか協力してくれないかなぁ?わざわざドラゴンの谷に行かなくても爪が採取できるし。 ドラゴンの谷にいるドラゴンがいいのか?ドラゴンの性別の指定とかもないし、やはり依頼主に会って話を聞いてみよう。 ふむ、依頼主の名前は‘トブチ’。薬師なのか?ドラゴンの爪?何故だろう? 俺は住所の場所へ行った。「帰ってくれ。俺は依頼した時にしか人との接触はしないんだ」 男か……。 こんな鬱蒼とした森の中に住んでるんだもんな。偏屈だよな。「ドラゴンが一緒なら会ってくれるのか?」「フンッ。そんなことができるならな」 俺は角笛を吹いた。「どうしたんだよ?着陸しにくいなぁ」「小型化したらどうだ?」「おお、そうだな」 龍己は熊程度の大きさになり、無事に着陸。「さて、ドラゴンと一緒だが?」「…まぁ?約束だからなっ」 なんかそわそわしてるのがわかるけど、頬もなんだか紅潮して見えるし。 俺はトブチの家の中に入った。家の中は何だかよくわからない乾燥した草が吊るされていた。「龍己、なんでもかんでも食べるなよ」 薬師の家だからな。毒と薬は表裏一体。「で、なんでドラゴンの爪なんか欲しがったんだよ?それで珍しい薬でも作れるのか?」「なんだ、その娘っ子は薬師か?」 女――――‼‼‼‼衝撃だった。今までずっと男だと思ってたから。「流石にドラゴンだな、わかるか」「匂いが違う」「ドラゴンを連れてきたことだし白状するか、ドラゴンの爪で生理痛の薬が作れるんだよ。俺が個人的に使うんだよ」 それにしてはギルドにめっちゃお金払ってないか?「ああ、薬師ってのは儲かる職業だからな。貴族様からはかなりの額をぼったくってる」 そこ告白するところか?いいのか?「生理痛だけはどうにもならなくてなぁ。他の薬とかいろいろ試したがダメだった。やはりドラゴンの爪が必要なのかと痛感した。それで、ギルドに依頼したわけだ」 ほぉ。「ドラゴンの谷のドラゴンがいいのか?ドラゴンの性別とか指定はなかったが?」「ドラゴンの爪っていうのがいいんだよ」「龍己~。協力してくれないか?ちょっと彼女に爪を提供するだけでいいんだ。爪一枚とかじゃないんだろ?」「どうせ伸びるんだろ?邪魔な分を少々でいいんだ」「だそうだ」「……仕方ない。あの序列最上位のやつでも生理痛で動けなかったりす
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第19話

「あ、マサミさん。え?もう依頼完了?早すぎません?」 そんな事言ったって終わったんだもん。あ~あ、もう俺に相応しい依頼とかなくなったのかなぁ?「マサミさんはギルドマスターの部屋へ」「よくあの偏屈な薬師の依頼を完了出来たなぁ」「偶然ですよ」 あいつがドラゴンフェチで俺は龍己と友人だったからできたことだし。「ドラゴンの谷ってどこにあるんだ?」「それは秘密という約束をドラゴン達としているから言えません」 ドラゴンはやたらと耳がいいからな。この会話だって聞いている可能性アリだ。「ドラゴンの爪って結局何に使うんだ?」「薬師が個人的に使う予定みたいですよ」 嘘は言ってない。性別は公表するなって言われてる。男だと思われてる方が商売をしやすいらしい。貴族様相手だったら女だったら絶対侮ってくるだろうな。そして、魔女扱いする可能性だってある。何ですぐ魔女にしたがるかなぁ?「正己!トブチが貴族に捕まった。なんか『マジョサイバン』とか言ってたけど、何だそれ?」 ああ、すぐこれだよ。「龍己!背中に乗せてくれ!トブチのところまで行くぞ。多分だけど、魔女裁判ってのは嘘だな。トブチは何も悪いことしてないだろ?今まで貴族がしてきた悪事をトブチにぜーんぶ着せて抹殺する気だ」「うわっ、人間って残虐な事考えるなー」「俺もそう思う」 トブチは粗末な服を着せられて今にも拷問器具を使われそうだった。あういう拷問器具は誰が考案したんだか…。「ちょーっと待った!」 俺は相手の動きを止める魔法(監修:龍己)を使って男達を止めた。「この神聖な場に踏み込むとは何て男。ん?ドラゴンに乗っているのは、もしやあの有名なマサミ殿ではありませんか?どうです!今まさにこの魔女を葬ろうというところです!」 俺に褒めてほしいのか?この動きを?なんで貴族のカタを持つような事をしなきゃなんないんだ?「あー、その女だが。俺のフィアンセなんだけど?魔女?どういうこと?ちょっと説明してもらおうか?彼女が何をしたって?」 嘘も方便。貴族の方には色々と説明してほしいしな。「この女は鬱蒼とした森の中に住んで怪しげな薬を作っているのですよ?」「だからどうした?」 こいつも彼女が作ったクスリを使ったんじゃないか?「魔女として怪しいじゃないですか!」「魔女の定義は?怪しいだけで罪が確定するのか?それな
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第20話

「あ、フリック。何やってんだよ?」「王子に向かって失礼な!こちらはランゲル王国第1王子のフレデリック殿下であるぞ?」「いいんだ。マサミは?なんか広場で魔女裁判とか言ってたけど?」「ああ、失礼だよな。貴族の悪事をいたいけな薬師に着せて闇に葬ろうとしてたんだぜ?そういえばフリックって王子だったのか?」 俺は不敬とかにならないよな?ドキドキする。まだまだいじめられっ子の小心者根性があるなあ。「ああ。父上が病床でなぁ」「あ、それ!それが原因で高位貴族が結構好き勝手に政をしてたらしい。とりあえず、そのフリックのお父さんに会わせてもらえるか?」 俺はトブチを連れて王城の中へと進んだ。トブチは本当に粗末な服を着ていたので、俺の上着を羽織らせた。「俺まで陛下にお会いしていいのか?」「薬師としてどう診断するのか、俺は見てみたい」 「陛下!フレデリックです」「おお、フレデリック。立派になったなぁ。後ろの御仁は?」「友人のマサミ殿と薬師のトブチ殿です。二人が必ずや父上の体調をよくしてくれるはずです」「トブチ…陛下の容体、どう思う?」「何者かによる毒の摂取が原因かと思う。毒の特定はできないけど」「やっぱりそうか…」 異世界ってどうしてこう、毒を盛るとか多いんだ?「ところで、フリックに兄弟とかいるのか?」「異母弟になるが、いるぞ?それがどうしかしたか?」 フリックが留守にしてたりしたしなぁ。異母弟的にさっさと王位を継承したかったのか?しかし、フリックは帰ってくるし、俺は来るしで台無しだな。「さて、陛下は毒を盛られているようなので、俺がこれから解毒しますね。魔法なので痛くも痒くもないし、俺も全く平気です」 言うと、俺は陛下の解毒を行った。「あとは体力の回復です。これは徐々に行ってくださいね。長期にわたって寝台の住人だったのでしょう?でしたら相当の体力が失われているハズです。あと陛下が無事だという事は内密にしましょう」「フリック、ちょっとこっち」 フリックに恐らく陛下に毒を盛っていたのがフリックの異母弟じゃないか?という事を話した。「ハハハッ、それはないよ。異母弟はまだ乳飲み子だ」「う~ん、だったら誰なんだ?」「異母弟は乳飲み子なんだけどね、その母君の父親がかなりの野心家なのは覚えてる。彼の差し金かな?」 俺は見た!フリックの顔は笑って
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