うだるような真夏の午後、私と会社の同僚50人は、突然謎のグループチャットに引きずり込まれ、システムのポップアップ画面が突如として表示された。【参加者の皆さんにご案内します。本ゲームは終末サバイバルゲームです】【1週間生き残ることに成功すれば、賞金20億円を山分けできます】誰も信じないだろうと察したのか、システムはその場でグループチャットに総額2億円のランダム送金リンクを投下した。詐欺か悪ふざけだと思っていた同僚たちは、半信半疑でリンクをタップし、実際に自分の口座へ現金が着金したのを確認するやいなや、一気に沸き立った。【マジかよ!1週間で一生遊んで暮らせる額が手に入るなら、もう仕事なんてやってられるか!】【早く次進めてくれよ!もたもたするな!】副部長の井上潤(いのうえ じゅん)だけは冷静さを保ち、ふと質問をした。【もし、一週間生き残れなかったらどうなるんだ?あと、途中でやめることは?】【全滅した場合はゲームリセット、勝者が出た場合はゲーム終了となります。また、途中リタイアする者は、先ほど受け取った送金額を全額返金すること】グループチャットが一瞬静まり返る。リンクをタップしそびれた者は「損した」と嘆き、グループを抜けようと騒ぐ者もいた。だが、しばらく経っても50人という人数は一人も減らなかった。この金が本物かどうか確かめたいという心理が、彼らの足を止めていたのだ。システムはリタイアについてそれ以上触れることなく、最初の選択肢を投げかけてきた。【セーフハウスのタイプを選択してください。1.世界最大の砂漠の中心にあるプラスチック製アパート(水・電気なし)2.武器保管庫3.ガソリン満タンの豪華キャンピングカー4.厳重に密封された都市の避難シェルター5.備蓄食料たっぷりの無人島キャンプ】【部長、無人島キャンプにしましょう!いつも皆をまとめてくれてるし、あなたが物資を管理してくれるなら安心です!】【そうですよ!その時は僕たちも喜んで部長と組みますから!】結局、私以外の全員が他の選択肢を選び、「砂漠のプラスチック製アパート」を選んだのは私だけだった。女性上司の中川杏(なかがわ あん)が大げさな感嘆符を並べてメッセージを送ってきた。【宮崎さん、頭おかしくなったの?ゲームの名前は『プラント・ウォーズ』よ。水も電
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