時間が止まる。 俺たちはそのまま固まる。互いに縫い合わされ、喘ぎ、汗と他の体液でずぶ濡れになって。セックスと、熱い革と、塩辛い肌の匂いが圧倒的だ。俺の頭は彼女の肩に落ちる。彼女の心臓が俺の心臓に当たって鼓動する。胸郭から逃れ出ようとするかのような、逆上した太鼓。 徐々に、世界が戻ってくる。湿った肌の上の空気の冷たさ。街の遠くの唸り。彼女の尻の下の革の質感。 俺はゆっくりと引き抜く。音は湿り、親密だ。彼女は呻く。弱々しく、疲れ果てた音。俺は彼女の隣のソファに倒れ込み、動くことができない。俺たちは並んで横たわる。自分自身の岸辺に打ち上げられた二人の漂流者。 俺は頭を向ける。彼女は天井を見つめ、涙が静かにこめかみを伝い、解けた髪に消えていく。それは悲しみの涙ではない。崩壊の涙だ。征服され、明け渡された領土の涙だ。 俺は震える手を持ち上げ、指先で一筋の涙を拭う。彼女は目を閉じ、俺の手に頬を押し付ける。 もはや振動はない。鋭い渇望もない。ただ鈍く、深く、満たされた反響だけだ。嵐の後の、戦場の静けさ。沈黙が戻ってきたが、それは違っている。それは俺たちで満たされている。俺たちが今したことで。俺たちがなったもので。 完全な疲労の眠りに落ちていく彼女を傍らで見つめながら、俺は知る。もう二度と同じことはないだろうと。一線は越えられた。ベッドの中でではなく、ここで、ガラスに抗い、革の上で、同意され共有された野蛮さの中で。 供物は差し出された。そしてそれは消費された。完全に。 最後の一滴まで。 ---
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