Inicio / BL / 推しゴト!! / Capítulo 31 - Capítulo 39

Todos los capítulos de 推しゴト!!: Capítulo 31 - Capítulo 39

39 Capítulos

episode30

「それで?今日の撮影はどうでしたか?」「素人とは思えない出来栄えだったぜ?な、美幸!」「......美幸君に聞いたのに何故翔汰が答えるんですか?」買ってきたケーキを食べながら話していると、晴と翔汰はバチバチと火花を散らし始めた。その様子を他所に澪里が「ヨシ君イチゴあげるー!あーん!」と言ってきたので美幸はありがたくいただくことにした。「おい!何イチャイチャしてやがる!イチゴが食べたきゃオレがやるのに!」「そうですよ、澪里!抜け駆けは禁止と言い出したのは貴方でしょう!」「......"抜け駆け"?」"抜け駆け"とはなんだろう、そう思った美幸が聞く前に、「早い者勝ちだよー!」と澪里が美幸に抱きついてきた。そして「ケーキ美味しいねぇ!」と美幸に頬づりをし始めた。「わっ!ヨシ君お肌すべすべ!手入れどうしてるの?」「い、いえ。特別な事は何も......」「美幸は昔からハトムギ愛用よ」「まさかのプチプラ!やっぱり食生活もあるのかなぁ......?」「ヨシ君の料理、栄養バランス良いし」そう褒められると美幸は照れくさくなってしまう。自分としては当たり前の事をしているだけだからだ。それがこんなに評価してもらえるなんて......。作った甲斐があるものだ。「そーだ。よっしー最近ログインしてないよねー?」「あ......忙しくて夜も爆睡してました......」「じゃー、今日クエスト行こーよ!そろそろ新しい武器作りたいし!」聖からのゲームの誘いに美幸は嬉しくなって、「分かりました!是非ご一緒させて下さい!」と言った。すると、聖は少し黙って何かを考えているようだった。「?聖さん?」「よっしーさぁ、いつも敬語じゃん?もういいと思うんだよねー」「名前も"さん"付けだし」そう聖が言うと、他のメンバーも「そうだ!」と気がつくのだった。「い、いえ、それは一応雇われてる身ですし......。お名前も流石に呼び捨ては恐れ多いと言いますか......」「じゃー、名前は"さん"付けでも良いから敬語はとってよー」「そーだぞ!敬語とか距離感じて寂しいじゃんか!」「は、晴さんだって敬語じゃないですか!」「晴のはキャラだからいいんだよ」と真顔で言われてしまって、美幸は後がない状態だった。「わ、分かった......。敬語は無くす......努力する」「これで良い?」
last updateÚltima actualización : 2026-08-22
Leer más

episode31

「ねーねー見た?!virtusの新しい広告!」「見た見た!駅前にドーンって掲示されてたよね!マジ翔汰色っぽかったぁ!流石私の推し!」「翔汰もだけどさぁ、あの相手役!あれ誰なの?!初めて見たんだけど!」道行く人々がらvirtusの広告で盛り上がっていた。そして"謎のモデル"として広告以上にMIYUKIの事が話題になっていた。「"ベールに包まれた謎のモデルMIYUKI"ですって。想像以上に注目されちゃったわね?」「......やめてよ、恥ずかしい......」美幸は朝のうちにシェアハウスでの仕事を終わらせた。そしてリビングで一息ついていると、黒川が訪ねて来て、「社長がお話しがあるそうなので一緒に来ていただけますか?」と言ってきたので慌てて身支度をした。そして黒川の運転する車で事務所に向かっていると、黒川はとても機嫌が良さそうだった。事務所に着くと、喜子が一冊の雑誌のとあるページを開くと、先のセリフへと繋がるのであった。「どう?ここまで注目を集めたのよ?"仮"はやめて本契約を結びましょう?」「そうですよ、美幸さん。今、駅前は凄いことになっていますし、SNSのトレンドにも入っていますよ?」「ホラ」と言って黒川はSNSの画面を見せてきた。そこには"virtus モデル"、"MIYUKI"との文字が踊っていた。「なんなら今から駅前行ってみる?」その喜子の言葉により、美幸、喜子、黒川の三人は駅前へと向かった。そしてそこでは、翔汰の広告と写真を撮る人、MIYUKIの広告と写真を撮る人、人、人、人で溢れていた。「な、なにこれ......」「これが貴方の実力よ。ね、もっと大きな舞台へ羽ばたいてみない?」「え?それって......」美幸が言葉を続けようとしたその時だった。美幸は一人の女性と目が合うと女性は目を見開き、美幸を指さしながら駆け寄って来た。「あの、あの!広告のモデルさんですよね?!えっと......たしか......MIYUKIさん!」「えっと......一応?」「ーー!!握手してもらってもいいですか?!」「あ、はい」女性はなるべく目立たないように小声で話しかけて来てくれて、握手に応えると嬉しそうに「ありがとうございます!これから全力で推します!」と言って去って行った。「推すとまで言われたら、もう逃げられないわね?」「......分
last updateÚltima actualización : 2026-08-23
Leer más

episode32

レッスンの休憩中、翔汰はそわそわと落ち着かない様子だった。「ショウ君どうしたの?何かレッスンで思う所あった?」「い、いや......例の広告今日からなんだよ」「そう言えば......社長が黒川と一緒に出かけてたな」「なになに?気になる感じぃ?」と言う澪里に翔汰はたじたじになっていた。「そりゃあ......気になるだろ。何しろMIYUKIにとっての処女作になるんだからよ」「そう言われるとズルいよねぇ。なんでショウ君だけ......」「睨むなよ......。オレが決めたわけじゃねぇんだから」そんな会話をしている最中だった。レッスンスタジオの扉が"バーン"と開かれ喜子一行が入ってきたのだった。そしてLUMINOUSメンバーの前を陣取ると、黒川がホワイトボードをガラガラと持ってきて何かを書いている。最後まで書き終えたところで黒川が横にはけ、喜子がホワイトボードの前に立つ。そしてバン!とホワイトボードを叩くととそこには、「LUMINOUS新曲決定!!」との文字が。全員がそれに対してどよめいていると、喜子はコホンと咳払いを一つした。「新曲の発表はドームツアーの最終日!最終公演!それまでにMVも作るわよ。MVには......MIYUKIを起用します!」「「えぇ!」」「って、なんで美幸まで驚いてるんだよ」「だって......初耳だったから......」喜子と黒川はぐふふと怪しげな笑みを浮かべ、「言っちゃおっかな?どうしよっかな?」と何かを焦らしてくる。一体なんなんだ。「社長ー。焦らさないで早く言ってよー」「知りたい?ねーねー知りたい?しょうがないわねぇ!な・ん・と!美幸がMIYUKIとして正式にウチの事務所に所属する事になりました!」「「おぉー!!」」「皆さんこれからよろしくお願いします」美幸がそう言うと全員が美幸を囲むように集まって来た。そして話題はまず、例の広告の事に。「翔汰さん、広告見に行ってきたよ。......凄い人だかりだった」「そうそう!それにこの子、早速推されちゃってるの!」「凄いでしょ!」と自分の事のように喜子は鼻高々に報告する。すると全員から賛美の声が上がった。「やっぱりオレの引き出し方が良かったお陰だな!」「......たしかに引き金は翔汰だったけれど......正直、才能が眠っていたのよ。このこの子中に」「ま
last updateÚltima actualización : 2026-08-24
Leer más

episode33

美幸は黒川と共に喜子に連れられ事務所へとやってきた。「これからMIYUKIのマネージャーは黒川君に任せるわ。いいわね?」「勿論です。声をかけたのは私ですからね。責任を持ってマネージメントさせていただきます」「......よろしくお願いします。黒川さん」マネージャーが気心知れた黒川で良かった。そう思っていると喜子は「早速だけど」と声をかけてきた。「例の広告の噂を聞きつけた雑誌出版社からたくさんオファーが来ているの。安心して。むやみやたらに承諾の返事はしてないわ。いち早くMIYUKIの名を売り込むために大手さんの数社に絞り込んだから」「何社程でしょうか?」「一応五社程度ね。最初の撮影は二週間後。いいわね?」美幸は息をゴクリと飲み込んだ。これが芸能事務所というものか。未知なる世界だ。手が震える。その様子に気が着いた黒川が美幸の手を取った。「安心してください。貴方は人を惹き付けられる程の魅力の持ち主です。だから、この撮影、思う存分見せつけてやりましょう!」「黒川さん......。はい。オレに出来ることなら全力で取り組ませていただきます!」黒川の言葉によって、美幸の心を占めていた不安が期待へと変わっていく。「美幸。よければこれからファッションモデルの撮影現場に見学に行く?勉強になるわよ。......ただ、今日のモデルは一癖あるヤツだけどね......」「一癖?」「一言で言えばわがまま王子。って所かしら。翔汰よりもオレ様よ」......再び不安がおとずれた。だが、二週間後のためだ。「オレ、いくよ。見学。いいですよね?黒川さん」「勿論です。勉強しておいて損はありませんからね」「分かったわ。向こうのマネージャーには私から連絡しておく。撮影開始は...丁度今から一時間後よ」「撮影スタジオはAスタジオだから」そう聞くと、美幸は黒川を伴い事務所を後にした。「......やっぱり、なんだかドキドキします」「大丈夫ですよ。最初は皆緊張するものです。けれど私は美幸さんなら、MIYUKIなら何も心配していません」「撮影現場は貴方のためのステージです」そう言って黒川は美幸に笑って見せた。まぁ、今日は見学だけだ。何も心配する事は無いだろう。......と、思っていたのはスタジオに着く前までであった。
last updateÚltima actualización : 2026-08-25
Leer más

episode34

スタジオの中に入るとスタッフ達が忙しなく動いている。美幸は黒川に促され、椅子に座って水を飲んでいる人物に挨拶をしに行った。「初めまして。本日見学させていただきます、persicumのMIYUKIといいます。よろしくお願いします」美幸はそう言うと笑顔を向けて見せた。しかし、その人物は美幸を上から下まで値踏みするように見ると、「ハッ」と笑ったのである。「LUMINOUSも大概大した事ねぇけど、モデルもレベルが低いんだな。どう見てもモブ顔じゃねぇか。こんなんがモデル名乗れんなら誰でもなれるわ」「は?LUMINOUSが大した事ない」だと?美幸は思わずピキッた。彼らの努力をバカにされたような気がして。「あの、挨拶をされたらきちんと返すのが礼儀というものじゃありませんか?あぁ、貴方はまだ子供のようですもんね。大人の世界の常識は分かりませんか。すみません」「あぁ?オレ様よりチビの癖して何偉そうに言ってんだよ。それにオレは先輩だぞ?それこそ非常識じゃあねぇの?」「......所詮顔だけのくせして」美幸はキレていた。思った事がつい口から零れてしまうくらいに。「オレ様が顔だけだと?言ったな?なら今日オレ様の撮影をしっかりと目に焼きつけろよ?終わる頃には"ごめんなさい"を言わせてやるよ」「そう言えば貴方の名前を聞いていませんでした」「は?知らずに来たのかよ。......耳の穴かっぽじって聞けよ?」そう言うと水の減ったペットボトルを机に置いて立ち上がり、美幸に目を向けた。「オレ様の名前は"GRAY"。しっかり覚えておくんだな」そう言うと彼、GRAYはスポットライトの元へ足を踏み入れた。「MIYUKI......挑発してどうするんですか」「LUMINOUSをバカにしたんです。許せるはずがありません」「ですが、それで彼に火をつけて......」黒川は美幸に飽きれた様子を見せた。しかし美幸もこればかりは譲れない。そうしていると、撮影が始まった。しばらく静かに見学をしていた美幸だったが...…何かが物足りない。翔汰との撮影は燃えるような気持ちになったのに。「所詮口だけのお子様、か......」「MIYUKI?」「あぁ、いえ。すみません。......彼つまらないなと思って」「......一応人気モデルなんですよ?」黒川の言葉に美幸は「フハッ」と笑った。
last updateÚltima actualización : 2026-08-26
Leer más

episode35

「こちらとしては願ってもない申し出です!話題のMIYUKIさんが出てくれるなら是非!」「......いいですよね?黒川さん。」「ハァ......仕方ありませんね。MIYUKI、思う存分暴れてきてください」そうして急遽撮影に参加する事になった美幸。それに対して面白くないのはGRAYだ。「なんでオレ様が新人と撮らなきゃなんねーんだよ」「ま、まぁまぁ。所詮GRAY君の引き立て役だよ」「フンッ。なら精々いい駒になってもらわねぇとな」美幸がヘアメイクをされている時、黒川の耳に入ってきたGRAYとそのマネージャーの会話である。これは面白い事になりそうだ。せいぜい今だけ可愛く吠えているがいい。黒川はそうほくそ笑んだ。「MIYUKIさん、準備完了でーす!」そうして出てきた美幸に言葉を失ったのはGRAYだけではない。それもそうだ。先程まで気弱そうな青年だったのが、自信に満ち溢れ、隠していた色気を全面に押し出しているのだから。「それじゃあGRAY君。よろしくね?」美幸はそう言うと不敵に笑う。GRAYは思わず見とれていた自分に気がつくと「そんなバカな」と呟く。「それじゃあまず、GRAY君、椅子に座って。MIYUKI君はその足に頭を乗せて目線をこっちに!」カメラマンの指示に従いポーズを次々に決めていく。その場にいる誰もかが息を飲んだ。カメラマンもシャッターを切る手が止まらない。「最後に一輪の花に二人で口づけるように......そう!いいよいいよ!......ハイ!以上で撮影は終わります!」その言葉でようやく皆が息をする事が出来るようになった。「凄いよあの新人......MIYUKI?だっけ?リテイク無しじゃん」「GRAY君も途中から引っ張られてたよね......」撮影が終わったので着替えに入ろうとした美幸だったが、その時、「あの!」と声をかけられた。声の主はGRAYだ。「さっきは生意気言ってすんませんでした。......途中から引っ張ってもらって......助かりました」「少しは役に立てたかな?」「役に立つなんて......!とんでもないっす」「そう?なら良かった。それじゃあ、最後にこれだけ」美幸はそう言うとGRAYにそっと耳打ちした。「今度LUMINOUSをバカにしたら......許さないからね?」
last updateÚltima actualización : 2026-08-29
Leer más

episode36

撮影スタジオから外に出て事務所へと向かう。事務所に着くや否や待ち構えていた喜子に「良くやった!」と背中をバシバシと叩かれた。「あのオレ様我儘王子を負かすなんて流石私の弟!いやぁ、黒川君から連絡がきたときはどうかしたのかしらと心配したのに、まさか美幸が自ら志願したって言うじゃないの!一体どういう風の吹き回し?」「......いや、見学してたらなんだかつまらない画だなって思ったのと......」「のと?」「LUMINOUSをバカにされたのが許せなくって!!」やはり美幸は美幸だった。推しがバカにされたのが黙っていられなかったらしい。「......それに、あの高飛車な鼻をへし折ったら面白そうだなって思って」「美幸...貴方黒くなったわね......。そうそう。LUMINOUSの新曲のMVについて明日会議を開くから、主演として貴方も参加して頂戴?」「......モデルは動かなくていいけど、演技ってなると不安が......」あぁ、また気弱さが出てしまう。けれど、喜子はそんな美幸に強い言葉をかけた。「"MIYUKI"。貴方はもうプロよ。大丈夫。カメラの視線を自分の物にする程の実力がある。その役になりきることができるわ。貴方はもう立派な演者よ。自身を持って」喜子の言葉に美幸はハッとする。あぁ、自分は評価されているのか。自分のやってることが"おままごと"になっていなかったのか、と安心することができた。「ありがとう、姉さん。オレ、自信持って挑戦してみるよ」「その勢いよ。うん。いい顔してるわ」「それで......今日皆は?」「今日はデモ曲のデータを渡して終わりよ。今頃家で聞いてるんじゃないかしら?」そうか。皆も前に進んでるんだ。後ろ向きになってる場合ではない。「貴方も帰ったら聞いておいて頂戴?曲の雰囲気を掴んでいたほうが撮影に臨みやすいわよ」それもそうだ。でも一ファンからすると世に出る前のデモ曲を聴くことができるなんて......。と興奮してしまう。美幸は楽しみで仕方なくなっていた。とりあえず、今日の芸能の仕事は終わり。これからの時間は"シェアハウスのお手伝いさん"だ。今日のご飯は何にしようかな。そう考えながら黒川の運転する車に乗り込んだ。
last updateÚltima actualización : 2026-09-03
Leer más

episode37

美幸はウキウキとした面持ちで玄関のドアを開けた。早くデモ曲が聴きたいからだ。重い買い物袋なんて苦に思わない。「ただいまー。聞いたよデモ曲出来た......んだ、よね?」喜々としてリビングに入った美幸を出迎えたのは......暗い雰囲気をまとった五人の姿だった。一体どうしたというのだろうか。「あ、あの......どうかした?デモ曲に何か問題でもあった?」「......問題なんてもんじゃねーよ!完全に社長の趣味だろう?!知ってんだぞ?社長含め女子社員全員が"腐女子"だって!」「......ふじょし?」翔汰が一体何にキレているのかまったく理解が追い付かない美幸だったが、澪里に差し出されたデモ曲の歌詞を見た。なんだ。普通のラブソングじゃないか。「これのどこが問題なの?ふつうのラブソングでしょ?」「普通じゃねーよ!意味を考えて、もう一回!読み直せ!」"結ばれることの許されない僕たち"、"同じじゃなければよかったのに"、"君と手を繋ぐ事すら許されない"...。身分さのあるラブソングの様に聞こえるが......。翔汰の言った"ふじょし"とやらが関係しているのだろう。「翔汰さん、"ふじょし"って何?」「知らなかったんかよ!"腐った女子"で"腐女子"!男同士の恋愛が好きな奴らの事!!」美幸は翔汰からの説明を聞き、眩暈を起こした。まさか喜子にそんな趣味があるなんて。そして......初めての映像作品になるであろうものに、なんていうものをぶつけてくるのだ......。「い、今は多様性の時代だからね!ま、まあそういう曲も悪くはないと思うよ!」「......お前、初の映像で男とキスできるんかよ?」「キ、キス?!」「ない話じゃないからな」と言う翔汰は少しげんなりしていた。その時だった。聖が美幸の元へと歩み寄ってきた。そして無言で見つめてきたかと思うと、美幸の顎をすくいあげた。「き、聖さん?!」「シー。......黙って?」次の瞬間だった。聖の唇が美幸のそれを塞いできた。美幸はもちろん、他の四人も固まって動けなくなり思考回路が停止した。「んン...!アッ聖さん!......ま、待って!!」「んー?もうギブ?可愛いねー」情報量が多すぎる......。え、これを撮影では何度もするってこと?!しかもLUMINOUSと?!ファンに殺されるんじゃ......。
last updateÚltima actualización : 2026-09-06
Leer más

episode38

聖以外のメンバーは、美幸と聖のキスシーンを見てビックリしたのと同時に、なんだかもやりとしたものを感じた。いちはやく立ち直ったのは理だった。「聖がいいなら、オレがしても......構わないな?」「......え?」そう言うと、理は美幸を壁際に追いやって壁ドンをしてきた。美幸は心の中で「さ、理さんの壁ドンだー!!」と表には出さないではしゃいでいたが、次の瞬間、今度は顎クイをして目線を自分に向けさせた。そして静にキスをしてきた。唇を重ねた後、理は美幸の唇をべろりと舐め、満足げに美幸を抱きしめた。「他の奴には渡したくない......。いいから黙ってオレの物になれ」「さ、理さん?え、冗談......?」「冗談なんて心外だ。はじめて出会った時からお前だけを思っている」......もう頭がパンクしそうだ。この2人に想われるような事をしてきただろうか......?「理さん?オレ、貴方に何か想ってもらえるような事しましたか......?」「覚えてないのも無理がない。あの時はまだ子供だったからな。小学生の時、公園で揶揄われていた所を助けてくれたのはお前だった。その後しばらく公園で会うようになったが、オレの親の転勤で会うことがなくなってしまった」「......もしかして、さっ君?」......覚えている。忘れもしない。急に会えなくなったのを寂しく思っていたのだから。でも、記憶にあるさっ君とは随分と雰囲気が変わっていて気がつかなかった。「お前にまた会いたくて、見つけてほしくてアイドルになった。......でも、お前はオレの事を忘れているようだったし......」「ご、ごめん!!忘れてたわけじゃないんだ!......あまりにも記憶の中のさっ君と別人だったから...。」「それは......お前に見合う男になれるように鍛えたからな」「お前のため」そう言われて喜べないわけがない。最高のファンサだ。「でも、よくオレだって気がついたね?名前だってお互いあだ名で呼んでたのに......」そうだ。美幸は理の事を"さっ君"と呼んで、理は美幸の事を"よっちゃん"と呼んでいたのだ。けれど、理はどうして美幸の事に気がついたのだろうか?あの頃はまだメガネも何していなっかった。だから、謎で仕方がない。「......さっ君はどうしてオレに気づいたの?」そんな疑問に理は満面の笑みを
last updateÚltima actualización : 2026-09-08
Leer más
ANTERIOR
1234
ESCANEA EL CÓDIGO PARA LEER EN LA APP
DMCA.com Protection Status