信じていた夫の残酷な裏切り夫は「女性の体液にアレルギー」だと言い張っていた。女性の肌に少しでも触れると、たちまち赤く腫れ上がるらしい。
結婚して3年、私たちは一度も夜の営みがなく、子供すら体外受精で作った。
3度の失敗を経て、私はようやく妊娠することができた。
しかし、退院の日、ある動画が送られてきた。
その動画の中で、夫は様々な体位で激しく別の女性と絡み合っていた。彼の肌は綺麗なままで、相手が胸元につけたキスマーク以外、赤く腫れている箇所など一つもなかった。
ふと顔を上げると、夫がうつむき加減で私のためにリンゴの皮をむいてくれている。
マスクをつけ、シャツのボタンは一番上まで留め、手袋までした完全武装の姿だった。
動画の撮影日時は、つい昨日のこと。
私は震える手で彼のボタンを外そうと手を伸ばしたが、バシッと激しく払いのけられた。
「触るな!近づくな!」
彼の目は、まるで汚物でも見るかのようだった。
私はついに悟った。彼がアレルギーだったのは女性の体液ではなく、私そのものだったのだ。
彼が着替えにトイレへ行った隙に、私は5年間封印していた番号に電話をかけた。
相手はすぐに出て、言った。「今どこにいる?すぐに行く」