日本語の擬音語『ぺこぺこ』を英語で表現するとなかなか興味深い問題だ。お腹が空いている状態を表すこの言葉には、英語圏でもいくつかのバリエーションがある。最も一般的なのは『rumble』で、お腹が鳴る音そのものを指す。『My stomach is rumbling』と言えば、『お腹がぺこぺこ』というニュアンスになる。
もう少しカジュアルな表現だと『grumbling stomach』もよく使われる。こちらは少し不機嫌そうな響きが加わるが、空腹感をユーモラスに伝えられる。『starving』や『famished』といった単語はより強い飢餓感を表すが、擬音語というよりは状態を説明する形容詞に近い。
漫画やアニメの翻訳では『peckish』という表現が使われることもある。イギリス英語で軽い空腹を表すこの単語は、『ぺこぺこ』の軽妙さとよくマッチしている。『hungry as a wolf』のような慣用句も時折使われるが、これはどちらかと言えば『お腹が空きすぎて狼のように飢えている』という大げさな表現だ。
文化によって空腹の表現方法が違うのは面白い。日本語の『ぺこぺこ』には、お腹が空いてへこんだようなイメージがあるが、英語では主に胃の音に焦点が当てられる。食べ物の話題になると、どの言語でも創造的な表現が生まれるものだと感じる。