平安文学を読んでいると『あはれなり』という表現が頻繁に出てきますが、これを英語に訳すとなると途端に困ってしまいます。『ah, how poignant』と訳すこともありますが、これでは感嘆のニュアンスしか伝わりません。『あはれ』には、対象の美しさを認めつつ、そのはかなさに心を動かされる複雑な感情が含まれています。
『The Tale of Genji』の英訳を読むと、文脈によって『how touching』だったり『what sadness』だったり訳し分けられていて興味深いです。翻訳者によって解釈が異なるのも、この言葉の豊かさを物語っているようで面白い発見でした。言葉の持つ文化背景まで伝えるのは本当に至難の技です。
Jade
2025-12-18 20:25:42
『あはれなり』を英語でどう訳すか友達と議論になったことがあります。『moving』とか『touching』では表面的すぎるし、『elegantly sad』だと少し堅苦しい。結局『what a profound beauty』という表現が一番しっくりきたんですが、これでも完全とは言えませんね。この言葉には、美しいものを見た時の胸のキュンとする感じと、どこか切なさが混ざり合っているでしょう?