雨の音を収録したサウンドスケープが不思議と心を落ち着かせてくれる。特に『Akira』の雨のシーンを彷彿とさせるような、都市の喧騒を遠くに感じながらも包み込まれるような質感が、無気力な状態から少しずつ引き上げてくれる。
自然界の音とシンセサイザーを融合させたアンビエント作品もおすすめだ。Brian Enoの『Music for Airports』のような時間の流れをゆるやかに変える作品は、思考を休ませたいときに最適。ただ横になっているだけで、音が勝手に心の隙間を埋めてくれる感覚がある。
音楽で鬱憤を晴らすって、実はすごく奥が深いテーマだと思う。怒りやストレスをぶつけるのに最適なのは、やっぱり激しいビートとパワフルなボーカルが炸裂するヘヴィメタルかな。例えば、'Metallica'の『Master of Puppets』なんかは、その疾走感とギターリフがたまらない。あの圧倒的なエネルギーに身を任せていると、いつの間にかモヤモヤが吹き飛んでいく。
一方で、意外にもクラシック音楽も効果的だ。ベートーヴェンの『運命』を大音量で聴くと、最初の「ジャジャジャジャーン」だけで心臓がバクバクする。あの曲は人間の感情の激しさを音にしたようなもの。聴き終わった後は、なぜかスッキリした気分になる。音楽の力って本当に不思議だよね。
最近は、映画のサウンドトラックもお気に入りだ。『マッドマックス:怒りのデス・ロード』のサントラは、エレクトリックなサウンドと狂気じみたリズムが特徴で、聴いているだけでアドレナリンが噴出する。鬱憤晴らしには、とにかく自分を音楽の渦に巻き込むことが大切な気がする。