中国の故事成語『狡兎死して走狗煮らる』は、戦国時代の策士・范雎のエピソードが元になっています。英語で表現するなら『When the cunning rabbits die, the hunting dogs are boiled』が直訳に近いでしょう。
このことわざの本質は、『役割を終えたものが捨てられる』というシニカルな現実を表しています。『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオンが言った『A ruler who kills those devoted to her is not a ruler who inspires devotion』とも通じるものがありますね。日常的に使える英語表現としては『Kick someone to the curb after using them』というスラングもピッタリです。
日本語のニュアンスを完全に再現するのは難しいですが、英語圏の文学作品では類似のテーマが繰り返し登場します。例えばアーサー・ミラーの『セールスマンの死』でも、使い捨てられる主人公の悲劇が描かれています。